増田陽凪に導かれ古都・京都へ
そもそも行くつもりではなかったのだけど
2024年6月2日(日)、京都市役所前広場で行われた「きのホ。presents【京都爛漫会】」の会場にいた。
イベントの開催が発表されたのは4月8日頃、詳細は後日とされ開催日と場所、出演者のみが発表された。このアナウンスを見た瞬間「これは撮可かもしれんな…」と思ったのは覚えている。市役所前広場というオープンな場所であることで、もしこのイベントが無料観覧できるものだった場合、一般の方の撮影を規制するのが難しく、そういった場合は撮可になるというのがRingwanderung(通称「リンワン」)の定番である。とはいえそのルールが適用されたのは過去に2回ほどしかないと記憶している。1回目は今年2月に行われたさっぽろ雪まつりでのアイドルステージ。一般開放されたステージだったので撮影を規制できないと判断し撮影可能となった(ただし撮可アナウンスは出していない)。2回目は今年4月に幕張メッセで行われたニコニコ超会議でのブース参加イベント。こちらも一般開放されたブースでのライブイベントだったため撮影可能となった。この時はRingwanderung公式Xから静止画動画撮影可能とのアナウンスも出されていた。
この時の様子はイベントレポートとしてまとめているのでこちらもご覧頂ければ。
京都でのイベントも一般開放されたステージであれば撮影を規制するのは難しく、撮影可能ライブになるのではないかと考えライブ詳細のアナウンスを待っていた。が、有料ライブとなることが後日発表された。無料観覧席等もなさそうだったので撮可はないなと見込んでいたのだが…
イベント開催前々日夜に主催からこのようなアナウンスが出た。普段撮影禁止であるRingwanderungがなぜか撮影可能になっている…のを私の推しメン、増田陽凪さんがリポストしてくれ、さらにインスタストーリーで撮影可能であることをお知らせしてくれたのだ。私が写真を撮りたいオタクであることは増田陽凪さんも認識していて、アナウンスが出てすぐに教えてくれたのだと思っている。これは私信だ。そうに違いない(オタクはすぐ勘違いする)。陽凪ちゃんは私に対して京都まで撮りに来いと言っている(いいえ)。行くしかない。
そもそも行くつもりがなかったので出演時間などの詳細スケジュールを把握していない。時間や移動手段等の確認を行い、とはいえ行けばなんとかなるか!という勢いで新幹線と撮影用レンズの手配を行い、ライブのチケットは既に販売期間が終了していたので当日券で入ることに。京都まで行って入れなかったら…という不安はあったもののそれも含めて「なんとかなるか!」という目論見だった。前方席は既に売り切れで当日券は一般席のみ販売のようだったので遠い場所からでも撮影でき、かつAF精度が高い100-400GMを予約。翌日Ringwanderungは都内で主催ライブがあるのでその前にレンズを受け取るというスケジュールで問題ないと考えていたのだが…
翌日電車に乗っていると一通のメールが。
「注文取り消しのご案内」
予約したレンズが用意出来なかったとのことでキャンセルされてしまった。仕方ないので200-600を借りることに。今まで何度も借りているレンズなので問題はないのだが100-400GMのAF精度で撮影したかったこともあり少し残念。だが後々このキャンセルが功を奏することになるとは…
ちなみに私は遠征は基本しないと決めている。資金的な問題が1つと遠征は遠征先で待っているファンのためのもの、という考えが1つ。ただし現状では有名バンドやアイドルのライブの場合、とにかく全公演申し込みをして当選した会場に行くしかライブを見る方法がないというケースがあることも理解している。またいわゆる「地下アイドル」と呼ばれるようなライブアイドルの場合はそもそもファンの数が地上アイドルと比べて少ないので地方でのライブは遠征民頼りということも理解している。それを踏まえた上で、あくまで自分は遠征をほぼしない(遠征する人を批難するつもりは毛頭無い)というスタンスであることを明記しておきたい。
その上で、厳密なルールとしてはいないものの「遠征は年1回まで」という縛りを持っている。どうしても行きたい場所や日付、意味合いなど何かしら「行くことに意義がある」と自分で自分に説明ができる場合は年1回まで行って良いこととしている。今年行った遠征はこの京都を含めて3回(おい)。
1回目は1月の大阪遠征。これは推しメン増田陽凪さんのお誕生日当日ライブがある日だったし1回目なので問題なし。お誕生日当日にお祝いが出来てとてもよかった。
2回目は5月の福島いわき遠征。過去何度も訪れたいわき遠征で、今回はお目当てが3組、他にも見たいグループがたくさんいたのでしょうがなかった。楽しかった。
そして3回目がこの京都である。これは撮可なので最優先でしょうがない。しょうがない。行くしかなかったのである。
そして京都遠征当日。土地勘がないのと出番が早い撮可グループで距離感を確認しておきたかったので早めに会場入り。暑い。
1年ほど前から定期的に撮らせてもらってる「タイトル未定」のステージを。屋外で日差しがあり明るいステージなのでISO100~400でバシバシ撮れる。距離感もだいたいわかってこれは200-600借りてきて正解だったな!と。一般エリア最前なら100-400のほうが良かったと思うがそこはやはり人が多くその前に優先エリアもあり後頭部が被ってしまう可能性があった。であれば一般エリアの少し後ろで端により踏み台を使って撮るのが正解だな、などとシミュレーション。端に寄るのは後ろの人の迷惑にならないようにという配慮。迷惑カメコはこういう配慮がないから厄介扱いされることを理解しよう。自戒も込めて。
これはRingwanderung撮影できるのが楽しみだ。とこのときは思っていたのだけど…
あまりにも暑いので昼食がてら休憩を、と思い地下街へ。京都っぽくはないけど老舗っぽい洋食屋さんで食事休憩。天気予報を見ると夕方若干雨っぽくなりそうで気になってはいたのだが…
場所取りもしたいので少し早めに会場に戻ってステージを見ていたのだけど雨が…そういえば主催のプロデューサーもかなり前から天気を気にしていた…ステージには屋根があるので演者はステージ前方に出なければ雨に濡れることはなかったようだが床は濡れて滑りやすくなるので危険ではある。観客はびしょ濡れになる。通常フェス等ではフロアでは傘の使用は禁止され、レインコート等の使用が必要となるのだが傘を使用している人がちらほら。スタッフの声がけ等もなくこの点は残念だった。
雨脚が強くなってきたので一旦会場を離れ再度地下街へ。アマヤドリをしながら雨雲レーダーを確認。リンワンの出演する16:30頃が雨のピークになりそう…とりあえずステージは続いているので雨の中でも撮影できるように100均で養生テープとゴミ袋を購入。ゴミ袋でカメラをカバーし濡れないようにする。これは以前TaskhaveFunが豪雨の中撮可リリイベをやった際にやっていた方がいたので見よう見まねで。こうやって経験値が上がっていくのだな…
お目当ての1つ前のグループ、二丁目の魁カミングアウトの時間になって雨はますます強くなった。厳しい戦いになるな…と思いつつも開始時間が近くなったので会場入り。踏み台を使いたいので配信カメラの後ろに陣取る(写り込まない配慮)。前には傘を差している方が(後方への配慮なし)。
オープニングSEが始まったのにカメラのAFが全然合わず「壊れた!?」と焦ったのだがレンズのAF/MFスイッチがMFに切り替わっていたためと判明。気づけて本当に良かった…借り物はこういうのが怖い…
ここからの30分間はとにかく必死。カメラにビニールを巻き付けているのでカメラを下ろしたり縦位置に動かすと雨水が内部に入ってしまう可能性があり手持ちで30分水平をキープ…かっぱを着ているので暑くてダラダラと汗をかくが拭いたりもできず。雨はさっきほどではないけどそれなりに強く降っている。豪雨ではないけど強雨くらい。
ここで推しメン・増田陽凪さんの紹介を。
栃木県出身・リンワンの踊るポニーテール・しっかり者に見えるけど実はポンコツ・おにぎり好きキャラ・大学はミュージカル専攻・ダンスパフォーマンスが素晴らしい・ライブ中よく跳んでる・爆レス魔神・表情豊かなどなど…
前回の撮可は簡易ステージでのミニライブだったこともあり本格的なライブ撮影は初めてとなった今回。あいにくの天候ではあったがこうしてみるといい写真が撮れているなという感想。推しメンに感謝。
後から聞いたところによると推しメンカラーの青Tシャツの上にかっぱを着てカメラを構える姿でどこから撮っているかわかっていたらしい…ステージからだと結構遠かったと思うのだけど気付いてくれて嬉しい。
またこれは陽凪ちゃんから聞いた話なのだけど、今回の撮可はプロデューサーの勘違い?によって行われたものらしい…なんでも市役所前でライブというロケーションから一般の方も見られる環境だとプロデューサー氏が勘違いし、普段撮影禁止にしている他のグループも撮可にするだろうということで撮可にしてみたら主催の公式発表では他のグループはほとんど撮影禁止だったとのこと…(普段から撮可のグループは撮可だった)ありがたい勘違い本当に感謝しています…これからもあちこちで勘違いしてください…
普段撮影禁止のグループであるRingwanderungだが約1ヶ月ほどの間に2回も撮可ライブがあったことは奇跡的とも言えるほどで、次の機会がいつ来るかは全くわからないのだけど、その機会が訪れることを期待しつつ普段のライブを楽しんでいきたいと思う。
最後に、このライブは動画も撮影可能でした。前回のニコニコ超会議でも撮影されていた方が今回も撮影されていてYoutubeで公開されているのでこちらも合わせてご覧下さい。撮影・公開していただき本当にありがとうございます!(写真現像の際に映像を見ながら行うと、この写真はどの曲のどの箇所かなどがわかりやすく、とても参考になります)
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