見出し画像

後輩たちへ、ありがとう

定年を迎え、紆余曲折があったが、結局再雇用で会社に残ることとなった。

ベテランの、それぞれ固有の一芸に秀でた者達が集まっているような組織(僕は密かに「アベンジャーズ」と思っている)で、僕も今までどおり個人事業主のように、新しい開発に取り組むのだと思っていた。

再雇用となった年、なぜか職場に新人が何人も入った。そして組み込みシステム開発で育成してほしいと依頼された。

今まで多くのシステム開発を成功させてきたし、豊富な知識と経験もあるだろうが、それらを人に伝えることなく「職人」として終わるのだろうと思っていたが、思いもよらず、後輩に自分の知識と経験を伝授する機会ができたことに本当に感謝した。

いままで言語化することを考えていなかったが、後輩に伝えるために言語化し体系化して伝えるのが楽しいし、それが伝わっていると感じられるのが楽しい。人に教えることが好きなんだということを感じた。

その後輩たちが本当に素晴らしい。頭が良いし、前向きだし、素直だし。このようなメンバが集まったのは奇跡、天の恵みと感じる。
みんな僕の子どもたちと同世代だが、一人ひとりリスペクトする。

素晴らしい後輩たちと出会えたのは偶然でなく縁を感じる。みんな、僕と出会ってくれてありがとう。そして会社生活の最後に、自分の知識・経験を伝える喜びを与えてくれたこと、自分の今まで得てきたものに価値があると教えてくれたことに、本当に感謝します。ありがとう

みんな、意味があって勉強会という場に一つに集い、これからそれぞれの人生に向けて別れ別れになっていくと思う。しかし、このつながりは今後も大切にしていきたいし、できれば、それぞれのメンバの将来を陰ながら見守っていく存在でありたい(うざがられなければだが)。

みんな、僕と出会ってくれて本当にありがとう
これから遠く離れてしまう人もいるかもしれないけど、年に1度くらいは飲みに行って近況を語り合う関係でいたい。


いいなと思ったら応援しよう!