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あなたのデイは入りやすいデイですか?

福祉の厄介にはならない
福祉の厄介になるのは恥だと
未だに年配の方に残る根強い意識
その原因は介護事業所側が
作っているような気がします
なぜか?
それは自分たちがケアしている所を
他人には見せたくない
ケアの技術が拙いことも
原因の1つだと思います

小売サービス業では
入口の前に立った時
入りづらさを感じられたら
アウトです

経験ありませんか?
飲食店の前で入ろうか?と悩んだ事が

さくらんぼを開設した15年前に感じた
デイへのぼくの印象は
「とにかく入りづらい所だ!」

高級そうな飲食店の方がまだ入りやすい

介護保険になって民間が参入しても
30年前、特養に就職した時に感じた
老人ホームへの印象と変わっていない

『関係のない人は入らないでください』

入口からそんなメッセージが
伝わってくるんですデイって

段差解消など物理的なバリアフリーには
気を使っているのですが
心理的なバリアフリーの解消は
できていないデイがほとんど

高齢者だけでなく
障害があっても
子どもや地域の方々も
気軽に立ち寄れるデイでありたい

デイがその努力を怠るから未だに
「福祉の厄介になるのはイヤ!」
という気持ちを抱く高齢者や家族が
いるのではないでしょうか?

目の前のご利用者を介護するだけでなく
心理的なバリアーを取り払うことも
ぼくたちの大切な仕事の1つです

特に在宅サービスは
地域社会の中にあるご自宅が
ご利用者の生活拠点です

その地域社会に
「厄介になりたくない」
という意識がある限り
ご利用者が地域で安心して、穏やかに
地域との関係を維持しながら
生活することは難しくなってしまいます

地域との関わりというのは
デイの役割の1つであり
利用者サービスの
大きな柱でなければならない

ぼくはそう考えます

では立ち寄りやすいデイにするには?

デイを訪ねてくれた方がいたら
それが誰であっても
大きな声で
「おはようございます」や
「こんにちは」と
挨拶すること

まずはココから!

コレまで100ヶ所以上のデイを
訪問させていただきました

こちらが気恥ずかしくなるくらい
元気な挨拶をしてくれたデイは
数えるほどしかありませんでした

あとは…
その場にいるのが少しつらくなるような
無視されているわけではないけれど
疎外感を感じるというか…

そんな気持ちを感じるデイが
多かったです

入りやすさを考えることは
見学や体験のご利用者に
「ここに通いたい!」
と感じてもらうことにもつながります

もう1つ
ぜひ!取り組んでもらいたいことがあります

ケアの技術と質を高めること

ご家族はもちろん
ケアマネや他の事業所の方に見られても
恥ずかしくない介護技術の修得です

潜在的に見られたくないという
自信の無さが閉鎖的になる要因の1つ

あなたのデイは
誰もが入りやすいデイですか?

スタッフ全員でチェックしてみませんか?

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