何かとやることが多い子どもたち
こんにちは、繊細さんです。
すっかり冬らしい天気になって、夜は空を見上げると、空が澄んで、
キレイな星々に感動しています🌟
学校現場で働き始めて半年が経ちました。
一人一台のタブレット学習が導入されたことによって学校はどうなっていくのでしょうか?
また、生徒や先生たちの授業、仕事はどのようになっているのでしょうか?
今回は、日々の学校生活で生徒の様子を元に私なりの考えを紹介します。
1.コップにバケツの水を注いでいる。
スマホやタブレット、もしくはパソコンが一台はある家庭の子は、
タイピングをはじめ、パソコン操作に長けています。
しかし、こういう家庭が一般的かと言われると、そうではないと思います。
家庭によってはパソコン、スマホすら持っていないというのも事実。
さらに、その子の特性で覚えることが苦手、聞きぬかりなどでパソコン操作に遅れを取っているケースをよく見ます。
多くのアプリがあって、それぞれのアプリがどういうことを使うのかという操作を覚えることに加え、授業で取り入れるようになりました。
各教科で覚えることが多い中、操作するにあたってのパスワード、パソコン操作を覚えなくてはならない生徒を見ると、生徒の脳内ではコップにバケツ1杯の水を注いでいるような状態になっていると私は思います。
つまり、コップから水(記憶)があふれて当然と肯定する一方で、そのあふれた水を再び汲みなおす方法はどうしたらいいのかと考えてしまいます。
人間は忘れる生き物。忘れないようにするためにもメモを取ることが大切だと私は考えます。パスワードを紙に書くなんて、プライバシーもないじゃないか!!と思われる人もいると思いますが、そこからスタート。
ふと頭によぎるのは、パソコン操作は記憶は記憶でも作業記憶(ワーキングメモリー)なのでしょうか?
授業中にメモが書けなくても、休み時間にチョコっと書くだけでいい。少しのメモが集まれば、最後は自分にとってのマニュアル書になると私は思います。つまり、アウトプットが大事ということ。
2.机の周りがカオス
読者の皆さんは、この言葉を聞いたことはありませんか?
自分の頭の中はデスクに現れる。
他にも、机がキレイかどうかで学力が決まるという言葉もあるくらいです。
私は先生の補助として、支援が必要な生徒に対して声掛けをしたり、
時には指導することもあるのですが、そういった生徒の机の中や周りを見ていると、ぐちゃぐちゃになっています。
机の中で言うと、くしゃくしゃになった化石化したプリントが見つかり、
そういったプリントに限って締切付きの大事なものだったりします。
最近見たとある生徒は、机の中もいっぱいで机の横に教科書やファイルなどを山積みされていて、一つの地層が出来ていました。
人間の慣れというものは毎回、怖いと感じる繊細さん。
いい方向に慣れが進めばいいのですが、
悪い方向へいくと無関心になるのではないか?悪い意味での「当たり前」。
結局は己自身の問題だと思いますが、気づいているのに気づかないようにする事なかれな現代社会。結局は自分が悪いという自己嫌悪や後悔をしないためにも口酸っぱく言うことは大事だと思います。
昨今、相手のことを受容するや認め合うことが大切だと言われていますが、
私からすると、心にとどめていてもアクションに移さない意味がない。
認め合い、補い合うことやカバーすることが大切なのではないでしょうか?
デスク周りのことについて書いていたはずが、現代社会の話へと発展するとは思いませんでした。しかし、今の子どもたちは目まぐるしい変化の中に生きているように感じます。そういったところは褒めなければならないことだと反省いしています。
そのため、学校に行けば一つ一つのことが作業に思う生徒もいるかもしれません。現に、自分がお昼に食べるお弁当注文を「作業」と冗談に取れない冗談を言う生徒もいます(笑えませんが・・・)
最後に
学校に行けば、タブレットを使えるということはわくわくすることではある一方で、覚えることがいっぱいで苦痛に感じるということも考えられます。
わがままといえばそうかもしれませんが、我慢せず楽な道は存在しません。完璧なものなどAIに任せて、人間は失敗から学ぶ生きものだから。
楽なこと、「自分の好きなこと」だけをすることは人は認めてくれません。
現実は厳しく、10年近くはかかると思います。
例えば、コスプレイヤーのえなこさんの情熱大陸を見て私は感じました。
「好きなこと」を仕事にしようと私からすると抽象的なものに感じます。
まずは、自分のできることを探すことからがスタートなのではないでしょうか。私も「自分のできること」を日々、探しています・・・。
本日もご一読、ありがとうございました。
田舎の学校で働き始めて、時代の最先端を取り入れている中で
抱える問題を繊細さんなりの観察力を活かして書いてみました。
学校で働かれている先生方、毎日学校へ行くわが子を見守る保護者の皆様。
いっしょに子どもたちを見守り、育てていきましょう。
以上。