【知らないと事故?】柄ごとの由来と意味
あなたは普段、柄の入ったお洋服やアイテムを取り入れることがあるでしょうか?
ボーダーやストライプ、アニマル柄など、あらゆる柄がありますよね。
しかし、組み合わせが難しくごちゃごちゃしてしまったり、思っていたのと違う印象を与えてしまった経験はあるのではないでしょうか?
そこで今回は、代表的な柄の由来やそれぞれが持つイメージを解説して参ります。
ルーツの知識があるだけで組み合わせ方が分かったり、間違った組み合わせが起こりにくくなるはずです。
ファッションの歴史は複雑で、はっきりとした答えがないものもございますので、一つの解釈としてご覧ください。
それでは見ていきましょう!
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ストライプ・ボーダー
歴史
日本では縦の縞模様がストライプ、横の線はボーダーと呼ばれますが、英語ではどちらもストライプと呼ばれ、同じルーツを持った模様であると言えます。
かつてヨーロッパでは、ストライプにはネガティブなイメージがありました。
ピエロや囚人をはじめ、病人や宗教の異端者など、社会的に蔑視される人々に着せられる柄だったのです。
しかしその後フランスで当時横方向の縞模様であった三色旗が革命の象徴として使われるようになり、ストライプは革命や反骨の精神を象徴するものになっていったようです。
それから縞模様は海兵の制服にも採用され始めました。
理由としては、縞模様が海の色と同化しカモフラージュの効果があったからと言われています。
一方日本では、江戸時代にインドから入ってきたストライプ模様が大流行します。
シンプルですっきりとした柄が粋だと評価されたようです。
このような歴史を経てストライプ柄は現在に至ります。
この歴史の中で、ストライプはシンプルですっきりとした柄、ボーダー柄は海兵の服から連想される海の爽やかなイメージが強く残ったといえます。
特徴
また、その歴史以外にもストライプ柄には2つ特徴があります。
1つ目は視覚的な特徴です。
ストライプ柄は縞の方向に伸びて見える視覚効果があるため、服などに使うことで体型の見え方を変えることができます。
また、電信柱や蜂の模様もストライプであるように、ストライプは無地に比べて目立つ模様です。
そのため、目立ちたがりという印象が伝わってしまうこともあるかもしれません。
2つ目は生産上の特徴です。
シンプルな柄であるため生産がしやすく、生地として作られたり選ばれたりしやすいという特徴です。
柄の中で最も単純な柄とも言えるストライプは高度な技術を必要とせず、それが流行や愛され続けるための追い風となっているのです。
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ドット
歴史
ドット柄は、どの地域で生まれたというよりも、人類の普遍的な柄であると言われています。
日本語では水玉模様と言われているように水滴がモチーフになることもあれば、雪が降る様子であったり、星や天体を象徴していることもあります。
幾何学としても美しく、こちらもシンプルながら人を惹きつける力のある模様であるといえます。
ボーダーと異なり、歴史的にもあまり特定のイメージがなく、抽象的な柄です。
海外では1930年代、日本では昭和の時代に流行したこともあり、古き良きレトロなイメージもあるかもしれません。
特徴
ドットは無数の丸によって構成されているため、丸が持つイメージを多分に持っているといえます。
角がある形には真面目、厳しい、ビジネスなどの堅いイメージがあるのに対して、丸にはその逆のイメージがあります。
柔らかい、優しい、カジュアルというイメージです。
よって、水玉は親しみやすい雰囲気を演出でき、一方で堅い場面には向かない柄であるといえます。
また、水玉から連想するイメージは水滴や果汁などがあります。
そこから、爽やかで弾けるようなフレッシュなイメージがつきものです。
自分の印象を柔らかくしたい、遊び心のある印象を与えたいという人にはぴったりの柄です。
谷家屋ではソックスでドットの商品がございます。
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アニマル
歴史
アニマル柄は、その名の通り動物の体毛や体表の模様から取られたものです。
代表的なものとしては、レオパード柄やスネーク柄、クロコダイル柄などが挙げられます。
アニマル柄が服に取り入れられるようになった経路は2つ考えられます。
1つ目は、動物の体表の柄の美しさから着想を得て、それを再現しようとした、という経路です。
これは水玉模様や花柄などと似た始まり方です。
2つ目は、実際の動物の毛皮や、それを使用していた名残りです。
人類は原始時代から動物を狩った後に残る毛皮を衣料として活用してきました。
今でも牛革をはじめミンクやウサギの毛皮が服や小物の材料として使われています。
よって現在も本物の毛皮を使ったものであったり、それを模したアイテムとしてアニマル柄が使われることがあると考えられます。
特徴
このような由来からアニマル柄にはワイルドなイメージがあり、模様の中でも特に印象がかなり強いものとなっています。
昨今は環境や動物に優しいエシカルな消費が普及し、ラグジュアリーブランドでも動物の毛皮の使用をやめるところが増えてきました。
消費者の中でも毛皮の着用に抵抗を持つ方が増えてきています。
そのため、着用時には注意が必要です。
アウターやパンツなど、面積が大きく目立つアイテムに関しては特に、派手な印象になることを意識した上で着用する必要があります。
ファッションには、その時代に悪いと思われているものをあえて着る「カウンターカルチャー」という側面があるため、
知った上での着用は上級者のテクニックとしておしゃれだと捉えられることもあります。
また、靴下などの小物として使うと個性が出しやすく派手にもなりすぎないため、取り入れやすいといえます。
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ということで今回は、ストライプ・ボーダー・ドット・アニマル柄について解説しました。
特に、ボーダーには歴史から来る印象が大きいこと、アニマル柄はファッションの流行や考え方の変化にイメージが左右されていることが印象的だったのではないでしょうか?
このような事情を知っていることで、知らなかった時よりも服選びで起こる事故を減らすことができます。
この記事が、あなたのファッションライフをより楽しく豊かにできますと幸いです。
今回チェック柄は種類も多く割愛しましたが、秋冬のシーズンにまた取り上げますので、そちらもお楽しみに!
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
谷家屋
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