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パートナーを敵じゃなく味方にする方法

起業した後、ずっと走ってきた。未来だけみて。
自分の為に、家族の為に。これから出会うお客様の為に。

でも、ふと立ち止まった。
先輩の配信を見ながら子ども達と食事している
寝かしつけも耳では動画教材
折角出来た夜の夫婦の時間も、必死にPCで投稿作成
家族でリフレッシュする為にきたキャンプでもリール作成

「起業初期のエネルギーがある時に、どれだけ動けたか」
それがその後を左右する。ごもっとも。
「今、やらなくて、いつやる」私も完全同意

だけど、私はどこに行ったのか?
何の為に、懸命に働いた仕事を辞めたのか。
何の為に、自分の未来に覚悟をしたのか。

そう思った時に1冊の本が目に留まった
「対岸の家事」
産後ドゥーラの講座に通い、見えない家事の「引継ぎの大変さ」を痛感した
名もない家事や無意識な日常を誰かに託すこと。
その細かさや難しさ。
正直に言うマネタイズの難しさや子どもを預ける心理的壁の高さも知った。

だから、「家事」という言葉に惹かれたのかもしれない。
しかし、読み進めていくうちに、私は「夫婦関係」自体に興味が注がれた。

この本は、
専業主婦、ワンオペワーママ、育休パパ、dinks、介護者、シンママなど、
多種多様な目線から書かれている。

不思議な事にどの目線も気持ちに「共感」できた
自分の見たい世界を見ていて、その中では、どれも「正論」だから。
一番心を打たれたのは、専業主婦の主人公が、様々なご近所さんと関わる中で、夫との「第2子どうする」問題に向き合う時だった。
直接この問題は解決する為の話し合いで解決したわけではない。

この他の問題を通して、自分の妻を尊敬し、再度大切さを確認し、
最後に伝えた言葉が「俺も死ぬほど恥ずかしい。けど逃げんなよ」だった。

これが今、必要な言葉なんじゃないだろうか。
パートナーに言って欲しいし、本当は言いたい言葉。

仕事、子育て、家事、介護、近所付き合い、子どもの学校。
忙しい理由をあげたら、キリがない。
争うエネルギーがあったら、もっと他の事に使いたい。
忙しさや面倒くささ、
どうせと言いながら拒否されたりして傷付きたくない自分可愛さから、
「パートナーに向き合う事」から逃げていたのは、私だ。

喧嘩もないし上手くいっている。
そう思い込み、日ごろ感じている不満を我慢する事で、
自己犠牲の上に生活が成り立っていると、気付かないフリをしていた。
もしくは、彼の方が稼ぎが良いからそれで良いと自分に、
言い聞かせていたのかもしれない。
その積み重ねが、人と人との距離を遠くさせているとも気付かずに。

争いたい訳じゃない。
私のつらさや苦労で同じ様に苦しめたい訳じゃない。
ただ、「認めて欲しい」

1人の人間として、大切な我が子を産み、育てているという事実を。
代わりのいない人生のパートナーである大事なあなたに。
ただ、「子どもを産み、働きながら育てている事実を認めて笑ってほしい」
家庭タスクが溢れているなら、それを処理するのは、
家電でも外部サービスでもいい。最悪今じゃなくても死なない。

でも、一番近くにいるパートナーと「向き合う」事を止めたら。
向き合う為に「認め合う」事を止めたら、死んでしまうのかもしれない。
家事分担というラベルを貼って、本当に私が欲しかったのは、
「認めて欲しい」それだけだった気がした。

1人の人間として、
大切な我が子を産み、育てて、働くという社会活動をしている 
という事実を。そして、一緒に「笑って欲しかった」

その純粋な気持ちを複雑にさせているのは、
「足りない想像力」と「感謝」だ

相手が行動した事の裏側にある気持ちを思いやる「足りない想像力」
どんな小さな事でもいい。食事の時にティッシュを取ってくれた。
私の話に答えてくれた。
人として当たり前。そうかもしれない。
けれど、人として当たり前に「そこに在る事」
その事に思いを巡らせるその想像力が、私たちには足りないのかもしれない。

小さな相手の行動が、思い当たらないなら、まずは「観察」しよう。
足りない想像力を補うのは、知る事だから。知る為に観察しよう。
相手への行為の始まりは「関心」だから。

パートナーを敵にせず、味方にして、
2人で肩を並べて、人生を進んでいく為には、
相手への「関心」からがスタートだ。


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初瀬みき|動画編集が好きなインスタ運用代行ディレクター
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