家族間ルール確立の原則の続き2 ~なぜこの原則が肝なのに人によって難しいか?
家族間ルールの確立の原則の続き その2です。
肉親感情に代わる生活上の役割分担など、家族関係に応じた独自のルールを確立すべし。
この記事から読む方は、一つ前の記事を参照下さい。
引用:文化出版局 親子同居•上手な住まい方 P.111
今回は、
ルール作りは、同居の肝になる原則なのに、人によっては難しいということはどういうことなのか?について掘り下げていきたい。
なぜ問題の本質か?については、古来日本からの同居の暮らし方ルールが崩壊したのに新しい仕組みやルールがないまま進んでしまったということが構造的な問題としてあるということだった。
もっといえば新しい潮流に合わせたルールを作らねばならないことに気づいていないというのが問題の本質だった。
であれば皆でルールを作りましょうとなるが、文化ぶっ壊れてて、すぐに作れるものでもないし、浸透するのに時間がかかるのが文化というものなのであれば、おいそれと作るというわけにはいかない。
であれば、各家庭で個別で作りましょうとなるが、そんなに簡単なんだろうか?
考えるだけでも以下のステップが必要で、それに伴うスキルが必要なのではないだろうか。
1、キックオフを計画し家族を集める。
2、キックオフミーティングの始めに必要性を説く。
3、家族にルール作りについて、皆のコミットを生む。
4、ルール作りの範囲を設定
5、意見の取りまとめファシリテーション
6、決定、決断、判断
7、実行
全部兼ね備えていたら、かなりのリーダーシップの持ち主となる。
勝手にルールを決めて、同意を得れていなければ、全く意味ない。
とはいえ、始めなければ目的を達成できない。
その為には、1、キックオフを計画し家族を集めるに必要な、きっかけの設定が必要なのではないか?あとは、強い意思があれば周りは協力してくれる。
次回は、きっかけの探し方について考えていきたいと思う。