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銭天堂の店先にある謎の10円ゲーム機に迫る

児童図書の「ふしぎ駄菓子屋銭天堂」。書籍シリーズの売り上げは累計100万部を突破し、現在アニメも放映中で、駄菓子・駄菓子屋を題材としたかなりメジャーな作品かと思います。

銭天堂のアニメ第1話を見た感想

・・・とか言いつつ、宮永は全く知りませんでした(笑)名前は聞いたことあったんですが、駄菓子の資料を集めてたらたまたま目についたので、せっかくだからということでアニメの第1話を見た次第です。

1話完結モノで、何かを抱えたその日の主人公(おそらく1話1話別人のはず)が、銭天堂という謎の駄菓子屋にたどり着く。そこで「ござんす」という語尾が特徴的な女性店主に勧められる謎の駄菓子を購入。食べると抱えているものを解決する一助になるけれど、使い方を間違えると大きなデメリットが湧いてくる、という内容でした。

なので40歳のおじさんが見ると、「あの作品とあの作品が混ざった感じかな?」という印象でした。まずこれ。

笑ゥせぇるすまん。

そしてこれ。

アウターゾーン。

あとドラえもんとかそっち系のエッセンスもあるかなと。とにかく、「偶然たどり着いた店で買ったものを使うと現状を変えることができるが、調子に乗ると不幸になる」という、夢がありつつも教訓が混じる寓話的な内容だなと、第1話を見ただけですがそう感じました。

作品が進んでいくと駄菓子屋店主が体を張ってヒーロー化していったりする展開もあるのかもしれませんが、詳しい方がいらっしゃったらその後の展開を教えて下さい(笑)

これは上記2つの作品を知っていると「似てる」と感じてしまうんですが、逆に知らない人、特に今の子どもたちはすごく楽しめるんじゃないかと思います。笑ゥせぇるすまんやアウターゾーンが突き刺さったまま抜けない自分のように!

店先に、気になる10円ゲームを発見

さて、作品の内容はさておき、宮永が気になったのは銭天堂の店先にある10円ゲーム機です。パッと見はカーレースっぽいルックスなのですが、よく見てみるとなにか違う。

パッと見はカーレース。

しかしよく見ると、

ワンワンレース。

よく見たら「ワンワンレース」でした(笑)ということで、この謎の10円ゲーム「ワンワンレース」がどういうゲームなのかを考察してみました。

元ネタであろう、カーレースの説明

まずカーレースの話なんですが、関東の10円ゲームがある駄菓子屋にはかなりの確率で置いてあるとおもいます(インターチェンジっていう名前の場合もあります)。

これ、いながきのお客さんの様子を見てると、なにげにゲーム性がわかりにくいっぽいんです。当たりが2箇所あるし救済も多いので、一度理解できてしまえばやりごたえがあってかなり面白いんですが、直感ではルールがわかりにくいみたいで、いながきではどちらかというと不人気機種です(笑)

いちおう図にしてみたんですけど(ホントは②のところの仕組みがもうちょっと複雑です)、やればわかるけど言葉では説明しづらいですね(笑)。言葉で説明しづらいものというのは、えてして予備知識がない人には伝わりづらいものだと思うんですけど、まさにそんな感じです。

すごくザックリ説明すると、10円を入れると①にセットされるので打ち上げます。そうすると②のいずれかに行きます。で、③に行ったら1つ目の当たりゾーンを狙い、そこで当たってもハズレても④に行くので、2つ目の当たりゾーンを④から狙います。

ワンワンレースをじっと見る

そして、くだんのワンワンレースなのですが、じっと見るとちょっと不思議な構造をしています(笑)

カーレースは2層の構造になっていて、打ち上げたり打ち下ろしたりと空間を立体的に使っているんですが、ワンワンレースはどうやら1層で、新幹線ゲームのように上から順番に打ち下ろしていく方式のようです。

以下は新幹線ゲームの盤面。

そしてワンワンレースの盤面

仮にこの予想図どおりだとすると、①から②、②から③はコースが下り坂になっていると自然に10円玉が転がってしまうのでちょっとヘンです(笑)

とりあえず先に進みますが、③から④は結構難関だと思います。弱くてもハズレ、強すぎてもハズレに直行なのでベストの調整をして④を狙います。

④から⑤は、カーレースであれば当たりのゾーンをかなりの確率で通過することになると思うので、おそらくこれは当たりゾーンではないと思います。

そして⑤ですが、当たりと思われるゾーンの両脇はハズレだと思うので、ここはきっとカーレースと全く一緒ですね!

考察を総合すると

以上のことから、ワンワンレースはきっとこういうゲームじゃないかという予想図を作ってみました!

最初は謎の自由落下で2レーンはパスして右の真ん中らへんからスタート!

いきなりそこが最難関で、突破すれば最後のチャレンジにほぼ進める!

アタリは1箇所!

そしてレバー3本は飾り!

上記が宮永の考察となりました(笑)飾りのレバーがあっちの世界とこっちの世界を行き来するトリガーになってそう!!

最後に

きっと銭天堂のことなので、当たり券で引き換えるものはとても不思議なものなんだと思います。このゲーム機がフォーカスされる回があるなら(もしかしてもうありますか!?)、どんなゲーム性なのか、そして当たるとどうなるのかが気になりますね。

こうやって妄想の中でワクワクさせてくれている時点でとても良い作品だと思いますので、まだご覧になっていない方は是非ご視聴ください!

そしてお近くに駄菓子屋があればぜひお買い物へ、そしてカーレースがあればプレイしてみてください。口で説明するのは難しいですが、やればすぐ面白さがわかってもらえると思います(笑)

アンディ宮永

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