Amazon｜無料配信の「IMDb TV」を開始？
SVOD（サブスク）型の配信サービス「Amazon Prime Video」を運営する Amazon が、あらたに AVOD（広告収益）型の配信サービス「IMDb TV」を開始したようです。
IMDb（Internet Movie Database）とは？
1998年よりAmazonが運営する、エンタメ業界の情報サイト。ユーザー投票によるランキング、レビュー投稿の機能もあり、作品で使用した撮影機材に関する情報もあるようです。
Internet Movie Database は、俳優、映画、テレビ番組、テレビ・スターおよびビデオゲームに関する情報のオンラインデータベースのことである。
引用：Wikipedia
Warner Bros、SONY、MGM 映画の無料配信を開始？
以下、記事の翻訳です。
記事元：VARIETY 2019/6/17
IMDb は2019年1月に開始したサービス「Freedive」のブランド名を「IMDb TV」に変更。
今後数ヶ月の間に、新作タイトルを量産し、米国ユーザー向けに提供する無料の映画やテレビ番組の数を 3倍 にする、としている。2019年後半には、EU圏にもサービスを拡大する計画もあるようだ。
IMDb TV 配信作品のラインナップ
広告収益型VOD（AVOD）による IMDb TV の作品ラインナップは、Warner Bros.、Sony Pictures Entertainment、MGM を含む、映画製作スタジオ各社との新たな取引を通じて拡充していく。7月1日配信の新作タイトルには、オスカー受賞のミュージカル映画「La La Land」も含まれる（AVODで初の配信）。
来月には、エマ・トンプソン、ケイト・ウィンスレット主演「Sense and Sensibility」（1995）、ケビン・コスナー主演「Draft Day」（2014）、ヒースレジャー出演「A Knight's Tale」（2001）を公開。ヴィゴ・モーテンセン出演のドラマ「Captain Fantastic」（2016）は現在公開中。
サービスの利用状況
IMDb TVは、現時点では米国でのみ利用できる。IMDb のウェブサイトからアクセス可能で、「Amazon Prime Video」の無料チャンネルとして、多くのデバイスで利用できる。
これには、世界中で3,400万人以上のアクティブユーザーを抱える Amazonの「Fire TV」の配信コンテンツも含まれる（IMDb TVの配信コンテンツは現在 IMDbのiOSおよびAndroidアプリでは利用できない）。
IMDb TV 今後の展開
Amazon によると、IMDb TVは、運営費の半分を広告収益でまかなう典型的なネットワークテレビ局であり、Tubi、Roku Channel、Crackle、Viacom のPluto TV、WalmartのVuduなど数多くの競合の中、急成長を遂げるAVOD領域で、積極的な投資を行うようだ。
「IMDb TVは、いくつかの最高の無料コンテンツをお茶の間にお届けします。現在、私たちの米国の顧客は、アプリを通じて、より多くの無料のテレビ番組や映画にアクセスできるようになり、まもなくヨーロッパでも、この素晴らしいサービスを自宅の大きな画面で楽しめるようになります。」
－ Amazon Fire TV 副社長 / Marc Whitten
SVOD型とAVOD型の違いとは？
運営費をどう調達するか？による、動画コンテンツ配信モデルの分類。
▶︎ SVOD型（Subscription Video on Demand）
月額、年額の定額課金により、動画コンテンツが見れる
Netflix、Amazon Prime、HULU
▶︎ AVOD型（Ad-supported Video on Demand）
広告（CM）を流すことで、動画コンテンツが無料で見れる
YouTube、AbemaTV、TVer
▶︎ PPV型（Pay per View）
作品単位で課金することで、動画コンテンツが見れる
iTunes、GooglePlay、Vimeo