Microsoftが会議をAIで変革?!何が起きるのか?その時、人の成長はどうなるか?-198号-
(2023年8月7日サロン向け動画を記事化しております。)
「いよいよMicrosoft OfficeがGPT・生成AIに対応、僕らの会議がガラッと変わる。その時、人の成長に大事になるのは何か」という話をしていきたいと思います。ㅤ
一部のMicrosoftの製品、例えばExcelなどにおいてGPTが呼び出せるような機能が入り始めています。
実は、Microsoft OfficeのExcelやPowerPoint、何よりもTeams・Zoomといったオンライン会議システムツールにGPTのAI対応が入ってくると、みんなが想像しているよりもインパクトが大きいんですよ。だからこそ、人間側がどのように対応していけばよいかについても話していきたいと思います。
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Microsoft Officeの進化と会議の変化
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まずは動画をご覧ください。この動画は、今年3月にMicrosoftがデモとして「Microsoft OfficeのGPT対応がどのように変わるか」を行ったものです。
The Future of Work With AI - Microsoft March 2023 Event
最も大きな変化は、会議に参加する際に、「Yes(参加)」「No(不参加)」だけでなく「Follow(会議のフォロー)」が選択できるようになったことです。音声認識によって議事録が自動生成されるようになり、会議の要約だけではなく、「参加者にとって大事なこと」と「参加者のタスク」が自動的に生成され、共有されるようになったのですよね。その要約を読んで詳しいことを知りたければ、対話形式で聞くことができます。
途中から会議に参加した時には、これまでの議論内容を聞くとまとめてくれます。また、「このミーティングの中で、みんなはどう考えてるの? 納得しているの?」と聞くと、「みんなポジティブだけど、〇〇さんがしゃべっていないから、まだ納得してないかもね」と。それに対して「これから議論したほうがいいことは何か」と聞き、その内容をTeamsやSlackの中で共有することができます。
このようにミーティングは、「参加するもの」から「参加していなくても、自分に必要なところだけをまとめて、その情報をやり取りするもの」に変わってくるのですよね。つまり、会議は情報のコンポーネントになっていくということです。
これまでChatGPTは、生成にインパクトがあると思われていました。しかし要約機能があると、すべての会議やSlack、Teamsでやりとりしている意見の流れの中で、自分に必要な情報だけを再加工して提供してくれます。また、相手に必要な情報をまとめ直す機能が自動的にインストールされるわけですよ。
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会議の目的と重要性
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「会議はもともと何のためにあるのか」という話ですが、会議の目的は以下の4つだといわれています。
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