ChatGPTの良さは「否定する力を解放すること」−246号-
(2024年1月29日サロン向け動画を記事化しております。)
「ChatGPTの本当の力は、否定する力を解放できること」というお話を、今日はしていきたいと思います。
昨日の晩、僕が尊敬する方が、「ChatGPTに関して色々考えて、本質にたどり着いたかもしれない」みたいな、興奮気味のポストをされてらっしゃったので、ぜひお話をさせてください。
昨日の深夜から今朝にかけて、非常に長文のメッセージをやり取りさせていただいたんですけど、この「否定する力を解放できる」っていうことって、すごく響いたので、皆さんにも共有させてください。
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ChatGPTの本当の力
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やっぱりChatGPTって、単なる業務効率化だけではなくて、クリエイティビティとして、たくさんの質問を何度も多産多死できるので。
何回作り直してって言っても疲れないし、そうやって何度もリテイクを出して、あっちにちょっと考えてみてよとか、無茶ぶりな、こことここをつなげた答えを出してくれよ、と言っても、どんどん、答えてくれるので。
クリエイティビティとは、近くにあるものをつなげると当たり前だけど、普段つながってない遠くのものをつなげていくと、その人にとって新しい組み合わせができるみたいなことは、よく言われることだし
じゃあ、そういう中でChatGPTって、「問う力」みたいなことが大事だね、みたいなことを、言うわけなんですけど、本当にそこなのかな。
何かちょっと、ミッシングピースがあるんじゃないかっていう話として、その方がたどり着いた解説っていうのが、「否定する力を解放できる」っていうことなんですよね。
つまり何かっていうと、僕たちって本質的に、否定されるということって、傷つくことだったりとか、自分が何か無能に感じてしまうという風に、どうしても否定されるという体験ってやっぱり人間って、「言われた意見」と、「その人から言われてる」っていう関係性を切り離せないので、 否定される経験って、なかなか日本の中では育ってないんですよね。
それに対して、自分が考えてることって、自分の中から立ち上がってるものだから、何が良くて何が悪いかみたいなことが、分からなくなるってことって結構あって。
この頭の中でモヤモヤとか、ぼんやりしていることを、GPTにぶつけてしまうと、答えが返ってきた時、「いやいや、それじゃないんだよ」っていう風に、それじゃないものを、言われることによって、 それじゃないよってわかると、「あ、そっか、俺こっちの方向じゃなくてこっちの方向を考えてるんだな」っていう風に、 強制的に自分の思考の範囲っていうものを、絞り込んでいくっていうことができるんですよね。
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