GPTのように賢くなるには?メタ認知を一から考えて解説してみたよ-294号-
(2023年2月13日の10分解説動画を記事化しております)
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▼ “What” を聞かれても ”How” を答える
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尾原もGPTっぽくゼロから考えてみるよ〜メタ認知編~。
毎月恒例のQ&Aをしている中で、ある方からの「メタ認知を広げていくために、ある漫画がとても良くて。他の良い漫画ありませんか?」っていう質問に対して、僕はいつもですね、「次は何が欲しい?」っていう ”What” を聞かれても、”How” をできるだけ答えるようにしてるんですね。
なぜかって言うと、Whatって即効性はあって、ある種そのときの正解に見えるけれども、どっちかっていうと再現性がないんですよね。
Howを答えると、すぐにやるっていうことはちょっと難しくなるんだけれども、再現性がWhatよりあるから、僕は変化の時代に皆が楽しむために、再現性があるHowをできるだけ答えるようにしてるんですね。
実は、最近流行ってるChatGPTですね。先週の土曜日に皆さんにお教えしたようにWhatを聞くよりもHowを聞く。例えば前回の話でいうと、「和風の女性をデザインして」みたいなことを言うと、項目1、項目2、項目3っていう風に分解して、こういう形で考えると和風の女性っぽくデザインできるよっていうHowを分解してくれるんですよね。
これはなぜかというと、GPTっていうのは、1750億ものパラメータで、2021年時点のWebとかアメリカ版の2ちゃんねるであるRedditとか、ニュースとか、こういったものから常識っていうものをためて、そこから確率的に高そうな「もっともらしいこと」を言ってるんですよね。
この、確率的にもっともらしいって何かっていうと、質問に対しての常識の中から、この話の続きはこうすると、もっともらしいな、いくつか選択肢が考えられるけど、これがもっともらしいな、っていうことを続けていくことで、一番もっともらしい文章っていうのを書いてくれるわけです。
Howに関して言えば、ステップが間違ってなければ、大体8割方いいところまで来れるわけですよね。Whatだと一発目で間違ってたらすぐ間違いじゃないですか。だけど、Howだと再現性が高いし、8割方ざっくり正しいよねっていうことが話せるわけです。
これを今、メタ認知って言われたところから、尾原が最近流行ってるGPTとメタ認知を重ねて話すと何か面白そうだなっていう、この二つの距離というものを、どういう常識でつないでいくともっともらしいストーリーなのかな、っていうことで書いているわけですね。こういうことをやっていくと、どんどん自分で新しいものを考えて作っていく力ができていくわけです。
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