SNSの未来は?思考停止から抜け出すちょっとしたコツ-272号-
(2024年5月9日の10分解説動画を記事化しております)
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主語を大きくしない
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「手段と目的を履き違えない」「主語を大きくしない」
そんな言葉を言われることがよくありますが、ちゃんと使えていますか? これらを使えるようにするためのちょっとした習慣という話を今日はしていきたいと思います。
最近、積極的に地方の若い方に対して講演をさせていただいたり、勉強会にお伺いさせていただいたりということが結構増えています。その時によく言われる質問。それは、『尾原さん、私D2Cをやっているんですけど、次のSNSはどうなりますか?』みたいなことを言われるのですね。
そういう時に2つの言葉に対して、「えっ?」って思うわけです。よく僕たちは「次のSNSはどうなるんですか」と主語を大きくしすぎてしましますよね。
世の中の炎上とか批評の文脈の中で、1個起こったちょっとした出来事を「これはゆゆしき事態である」「これはアメリカ人の共和党と民主党の亀裂を深める問題である」みたいな形で些細な問題を主語を大きくする。それによって、あたかもなんか世の中が大きく動いていると考えてしてしまうクセがあります。そのことを揶揄する言葉として『自戒のために主語を大きくしすぎない』と言うわけです。
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