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堀潤さんとの対談、ファクトの3つの分解は、組織やチームで使えるので解説-172号-

(2022年9月26日のサロン向け解説動画を議事化しております)

今日はその中から、みなさんの組織やチームでも使えるファクトの3種類、特に3番目がこれから大事という話をしていきたいと思います。

堀潤さんがNHKのアナウンサーからフリーのジャーナリストとして(番組を)立ち上げた時に、彼が見ているオープンジャーナリズムだったりソリューションジャーナリズムだったり、これからのメディアの流れの中で、非常に大事な流れがありました。

「アテンションエコノミー」といわれるように、僕たちはTikTokやInstagramのリールで、自分の注意・関心を惹くものばかりを、スワイプしてどんどん見ていきます。そうなった時に、人間の考え方や世の中は、いつの間にか分断的になっていきます。

結局、影響力が強いモノ・注意を惹くモノを発信できる者にしか、ユーザーに声が届けられない状況になってきている。そんな中、堀潤さんが、どういうかたちでしなやかに持続的なことを10年近くやられているのかという話は、非常にわかりやすく、ヒントになると思います。

👇堀潤さんとの対談動画はメンバーシップメンバーに公開しております👇

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『モーニングCROSS』から『モーニングFLAG』へ
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僕も出させていただいた、TOKYO MXの『モーニングCROSS』という番組があります。

(顔の前で手をクロスさせながら)「モーニング・クロス」というふうに、独自の意見を持った人たちが見ている、「他の人には見えていないファクト」や、「1つのニュースというファクト」に、いろいろな専門家の視座から見えるオピニオンをクロスさせていくことで、多様な物の見方をしましょう、というものです。
MXさんは、ものすごく野心的な番組をやられていたわけですね。でも堀潤さんは、そこをあえて辞めて、昨年からZ世代の方がコメンテーターになる番組(『堀潤モーニングFLAG』)を始められて、1年経ったのですよね。

これからのZ世代は大事です。Z世代の方々は若いので、意見の発信の仕方にまだまだ慣れていらっしゃらないことがありますが、「そういったところに、活躍のフォーカスを当てていくのがすごいな」と、個人的には思っていました。

堀潤さんには、時代の変化として大事な構造が2つ見えています。(番組は)そこをどういうふうにやっていくかの実験でもあり、かなりおもしろく、うまくいっているということなのですよね。
特に前半の内容が、みなさんのチームの作り方や、ふとしたミーティングのあり方などにおいて非常に大事なので、今日はその話をしたいと思います。

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それはファクトか? オピニオンか?
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さっきからカタカナが多いのですが、「ニュースって何?」「人がしゃべるって何?」ということを簡単に定義すると、人がしゃべることって「ファクト」と「オピニオン」からなっているのですよ。

つまり、だれが言っても変わらないのが、事実である「ファクト」です。
例えば、僕は今カナダのモントリオールのホステルにいて、「MacbookPro16インチ」で配信しています。
これは、厳然たるファクトです。それに対し、オピニオン(意見)として、このファクトをどう読み解くのか

「コロナが明けたあと、リアルが戻ってきたので、尾原さんは、若い人たちが集いながら旅するホステルを渡り歩くことで、コロナの間に非連続で成長している、主に若い方の意見を吸収しようとしているんじゃないかと思うんですよ」と、だれかが言ったとします。
でも、僕の行動は僕の中にしかないから、僕のことは僕にしかわかりません。もっというと、僕のことは僕ですらわからないこともあるわけですよね。

なので、ファクトに対して「オピニオン」という光の当て方を変えていくことによって、人は多様な物の見方ができます。
「あ、そこまで読み解くんだ!」と。ないしは(ファクトを)読み解いたあとで、「なぜその人は、そこに光を当てたがっているのか?」という意思を見る。
それがファクトとオピニオンの組み合わせの、ニュースたるところのおもしろさです。

ただし最近のYouTubeでいうと、ファクトよりもオピニオンのほうがおもしろいから、人の(動画)を見て、「あーおもしろいな。こんな見方するんだ」「そこまで考える?」みたいな、オピニオンだらけになっています。
場合によっては「論破」みたいなものが、エンターテイメントとして消費されていくことになっているわけですよね。そこに堀潤さんは憂慮していて……。

これが大事な話ですが、その時に「ファクトには3種類ある」と再定義しました。

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ファクトの再定義、一番大事な3つ目のファクトとは?
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