Threads, X , YouTubeオワコン 情報に振り回されないために1分で出来ること-211号-
(2023年7月27日サロン向け動画を記事化しております。)
Twitterの社名が「X」に変わったり、Instagramから「Threads」というサービスがリリースされたり、去年のMeta、一昨年のWeb3、今年に入ってからの生成AIと、どんどん未来が変わってみんな振り回されるようになっています。それに対する一つひとつの見立ても大事ですが、振り回されないために、1分でできる大事なことについて話したいと思います。
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群盲象を評す
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ちょうどいいと思った事例が、こちらのニュースです。
「『YOUTUBERはオワコン』の指摘は本当だった…『手越祐也』『マックスむらい』は象徴的 苦境にあえぐ著名人の具体名と原因」(デイリー新潮):
https://www.dailyshincho.jp/article/2023/07261100/?all=1
ㅤ「『YouTuberはオワコン』の指摘は本当だった…『手越祐也』『マックスむらい』は象徴的 苦境にあえぐ著名人の具体名と原因」と書いてあると、YouTubeはオワコンだと、さも証明されているかのように見えます。
内容を見るとそれなりのことが書いてあるのですが、そもそもこういうニュースを見た時に、思い出してほしい格言があるんですよ。
それは、「群盲象を評す(ぐんもうぞうをひょうす)」です。
要は、目が見えない方々が象を見た時に、牙を触った方は「槍だ」と言い、尻尾を触った方は「ロープだ」と言い、耳を触った方は「団扇だ」と言います。全体像が見えないので、自分が触ったところだけをもって「これは〇〇だ」と評してしまうのです。ㅤ
牙は槍のように人を突き刺すので、怖いといった印象は合っているかもしれません。でも、象全体は見ていないわけですよね。
したがって、「YouTubeはオワコン」に関しても、手越祐也さんとマックスむらいさんに触っただけで、「YouTubeはオワコン」は合っているのかという話です。
また、「『X』に社名が変わった。イーロン・マスクが見ている未来は?」のように、社名やアイコンを変えただけで、全体がどうなのかを考えることは、そもそもズレていると気づくべきなんですね。
「群盲象を評す」になったら「YouTuberはオワコン」という誘導が起きてしまう。結局、こういうニュースはバズるんですよね。
しかも、最近のソーシャルの傾向でいうと、Twitter(現X)がアルゴリズムを公開したことで、いわゆるYouTubeの動画スタイルのようなポストが溢れているわけですよ。リンクなしの長文を分割して、「『YouTuberはオワコン』の指摘は本当だった。
数々の著名人が今あえいでいる実態とそこから見える真実は何かについて、このあとポストしていきたいと思います」と。そして、2本目、3本目、本命をポストして、最後に「私はこんなことを日々分析しているので、ブックマークしてくれたら」といったかたちです。ㅤ
これを放っておくと、自分は「槍じゃなくて象じゃね?」と思っていても、みんながあれは象じゃなくて槍だと言っていたら、「槍かな?」と思ってしまうわけですよ。なので、こういったニュースを見た時に、全体像がどうなのかを一度引いて見てみることが大事だと思うんですね。
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画像検索で全体像をつかむ
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高度に見えて、実は誰にでもできることがあります。
例えば,,,
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