mixi2に熱狂する本当の理由+ChatGPT会話モード成長に最強説の二本立-338号-
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恋に恋する「mixi2」ユーザー
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「『mixi2』、オジサンみんなが夢中な構造」という話をしていきたいと思います。これは尾原のSNSウォールだけの話で、昔からSNSをしていない方には関係ないことかもしれませんが、最近、MIXIが「mixi2」をリリースして、周りが熱狂しています。「いよいよ俺たちのSNSが来た」といった感じですが、個人的にはいろいろと冷めることもあり、「うーん」と思って見ています。ㅤ
うちのサロンでも、Q&Aで「『mixi2』についてどう思いますか?」とか「この進化についてどう思いますか?」といった質問がありました。ちょうど、「僕の気持ちをめちゃくちゃ言い当ててくれた」というマンガがあったので、紹介したいと思います。
説明に入る前に、まずは以下のマンガをご覧ください。テーマは「最近のSNSがギャルゲすぎてつい描いてしまった」です。
https://x.com/murasakiyukarir/status/1869683369518530648...
つまり、ユーザーは「『mixi2』すごい」「使いやすい」と思っているのではなく、恋に恋しているだけではないかという構造です。自分が昔ハマっていた「mixi」や初期の頃の「Twitter」のように、安心して情報を発信したり、周りからの情報を楽しめたりする場所がなくなっている飢餓感と切なさであり、マンガで描かれた「初恋のm〇xiちゃんに似ている...!」という表現が、非常にわかりやすいと思います。
「mixi2」の機能が本当にいいかどうかは置いておいて、自分が楽しんでいた「mixi」に似ているから、「mixi2」がそれを叶えてくれる。そんな幻想を抱いているだけかもしれないということです。
ただし「mixi2」は、環境的に変な方向に行かないだろうと思います。言い方を変えれば、MIXIは「mixi2」を、今の僕たちが求めているSNSにチューニングしてくれて、「初恋のm〇xiちゃん」を彷彿させながらも、今のスマホユーザーに合ったかたちでアップデートしてくれるのではないかという期待が持てるのです。
MIXIは、「家族アルバム みてね(以下、みてね)」という、親が子どもの写真を共有するサービスを運営しています。子どもがいる人は、年間で60万人です。そこをターゲットにすると、ビジネスとして厳しいんです。「赤ちゃんに物を買ってください」というのは、狭いお客さまに対してのサービスなので、しっかりマネタイズするという圧力がかかりやすいんですよ。
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