成長環境に変える【たった一言の習慣】-343号-
(2025年1月5日の10分解説動画を記事化しました)
今日は、「成長環境に変える、たった一言の習慣」という話をしていきたいと思います。その前に大事なことが2つあります。
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感謝!レビュー10,000突破「Kindle Unlimited」で過去作も読める
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1つ目に、おかげさまで尾原の書籍のAmazonレビューが合計10,000を超えました。10,000と言われても、あまりピンとこないと思いますが、目安として、100万部を超えるコンテンツのレビューは5,000くらいです。例えば、前田裕二さんの『メモの魔力』は80万部弱で約4,200レビューです。ものすごくざっくり計算すると、尾原のレビュー10,000は200万部相当なので、本当に感謝です。
200万部と言っても、尾原の本は出版社が太っ腹で、ほとんどをKindle Unlimitedで無料で読めるようにしてくださっています。そのこともあり、おかげさまで『プロセスエコノミー』や、7年前に書いた『モチベーション革命』、また意外なことに、5年前に書いた 『どこでも誰とでも働ける』も、ずっと読まれています。
『プロセスエコノミー』と『モチベーション革命』は月2,000冊くらい、『どこでも誰とでも働ける』も、月1,000冊くらいは読まれています。『どこでも誰とでも働ける』は、尾原がバリ島でリモートワークをしていた時の知見を書いた本です。今やオンラインで働くことが当たり前になった時代の知見や、副業前提時代の知恵がたくさん詰まっているので、ぜひ読んでいただければです。
ちょうどKindle Unlimitedは1月7日までキャンペーン中で、1ヶ月980円(3ヶ月2940円)のところ、3ヶ月96円で読めるようになっています。他にもたくさんの本が無料で読めますので、チャレンジしてみてください。
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「ハイパー起業ラジオ」JAPAN PODCAST AWARDS投票のお願い
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2つ目として、けんすうさんと一昨年の年末から、「ハイパー起業ラジオ」というPodcastの番組をやっています。スタートアップや新規事業立ち上げの時に、意外とみんなが解像度高く知らないことがあります。日本語だと出回っていない、そういう時に必要な知識について、しっかり説明しています。
こちらは今、「JAPAN PODCAST AWARDS」の投票期間です。第一回は、コテンラジオが大賞を取りました。今年はルールが変わって、一次選考ではリスナーからの投票、上位20作品が通過することになっています。いろいろ聞いていると、周りの新しいPodcastはものすごく投票を呼びかけています。みなさんの1票が非常に重要な指標となりますので、「ハイパー起業ラジオ」を聴いている方で、投票がまだの方はぜひ。
https://www.japanpodcastawards.com/
聴いていなかった方についても、おすすめのエピソード「価格編」と「ペルソナ編」のリンクを貼っておきます。それぞれ30分くらいでわかりやすく解説していますので、聴いてみて「いいな」と思ったら、ぜひ投票していただければです。
価格編:https://open.spotify.com/playlist/4huUe56PLzBpPNu84RY0I6
ペルソナ編:https://open.spotify.com/playlist/32Kf8zuC0w2r0y2LnZNUjK...
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「すみません」を「ありがとう」に変える
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では、今日の内容に入ります。尾原が新しい組織に入って、最初にすることについてです。
Googleとかマッキンゼーといった、横文字の肩書きのおじさんが、突然上司として降ってくると、当然ながら嫌がられるのですよね。だから1つ目のプロジェクトとして、いろんな人がトライしたけど立ち行かなくて、赤字が続いている事業の立て直しをしたり、場合によってはその事業をクローズしたりと、嫌な役目を務めています。それによって信頼を得ているのですが、その時最初にするのが、今日のテーマである、「成長できる環境に変えていくたった1つの言葉」です。これをものすごく大事にしています。
この言葉はめちゃくちゃ簡単です。「すみません」から「ありがとう」に、言葉を変える。これだけなんですね。事業の成長が進んでいない組織などでは、「なぜ計画どおりにいかないんだ」「なぜ達成できないんだ」と、周りから詰められることが多いです。そこで出てくる言葉は、「すみません」なんですよね。でもこれって、すごくもったいない言葉だと思っていて。
そもそも計画は、上と下が一緒になって取り組むものです。だから、上が罰するもので、下が罰せられるものというのは間違っているわけです。計画は実行する人がメインではあるものの、上の方々と実行する方々がタッグを組んで、どうやったら達成に近づけるか、一緒に考えていくことだと思います。だから、上司として入った僕に対するコミュニケーションとして、まずお願いするのは、「計画が未達の時、思ったように動かない時、僕はいろいろ確認することがありますが、みなさんに絶対言わないでほしい言葉があります。それは『すみません』です。ぜひ『ありがとうございます』から、始めていただけませんか?」ということです。
つまり、「すみません」と言ってしまうと、その後の行動が続かないんです。何よりも、「すみません」という言葉は辛いじゃないですか。「すみません」と言っていると、「また怒られるんじゃないか」と思って、次のチャレンジをしなくなるんですよね。でも、それを「ありがとうございます」に変えると、当然、何が「ありがとうございます」なのかを考え始めます。すると、僕が言ったことに対して、何の「あり難い」があるのか。要は、自分で見つけられなかったけど、僕が言うことで「あることが難しい」ことがわかるようになる。「ありがとう」ということをだんだん考えられるようになっていくわけです。
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