生成AIで仕事を効率化する大前提ー非同期と費用対効果-245号-
(2024年1月4日サロン向け動画を記事化しております。)
仕事始めに考えたい、AIと一緒に仕事をする時代の、2つの「ひ」という話をしたいと思います。
年末年始に、少し時間に余裕ができたので、尾原の仕事をAI化するというところに時間を費やせて、まあ、必ずしも新しいものを追いかける必要はないんですけど、最近いろんなAIのツールとかが、どんどん出てきてるので、本質として、こういう形でビジネスを作っていくといいよ、ということが見えてきたので、それを、2つの「ひ」っていう話で、解説したいと思うんですね。
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生成AIと非同期
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2つの「ひ」って、何かっていうと、「非同期」と「費用対効果」なんですね。
非同期って何かって言うと、今のAIって、基本的に仕事を依頼すると動画の作成とかだと10分ぐらいかかるし、ChatGPTとかに、簡単な調査とかお願いしても、1分から3分ぐらいかかるんですよね。
そうすると、待つのが嫌で色々やってると、逆に効率が悪くなっちゃうんですよ。
そこに対して、逆に、非同期でやってくれるし、AIは部下と違って、お願いしたことが無駄に終わったりとか、お願いした結果を使わなくても、別に遠慮する必要性がないわけですね。
生成AIと仕事で向き合っていくやり方っていうのは、基本的に、「使えるか使えないかは分からないけど、とりあえず依頼する」っていうことが、一番大事になってくる。
だから、何度も尾原の講義の中で言ってますけれども、必須なのはChatGPTアプリですね。
これはまず、音声で入力ができるので、何か作業してる時に、ふと、例えば去年の視聴率の変化みたいなものを見て、どういうジャンルのドラマが人気が出たんだろう?みたいなことを、日本語で検索して教えてください、ってお願いしておく。
それをやってる間に、メールとか、比較的短時間で終わる業務処理系を、だだだだっとやって、横目で見ていて終わったら、「ああ、こういう感じなのかあ、だったら、同じことを英語で検索して、アメリカやヨーロッパの傾向を日本語で教えてくれる?」みたいなことをお願いすれば、またやる。
こういった形で、 基本的に、自分の中でふと思ったことをどんどん非同期でお願いしていって、結果が良ければ使うし、結果が悪くても、自分がお願いするっていうことって、5秒や10秒でお願いしてるから、別に時間の無駄にならないわけですよ。
その時に、ChatGPTにきれいなプロンプトで入れなきゃとか、プロンプトをきちんと考えてやらなきゃ、みたいなことやってると、プロンプトを考えるだけで5分とか10分とか使っちゃうから、無駄になっちゃうんですよね。
むしろプロンプトは、ぱっと思いついたものを音声で入力する。
そうすると、間違った答えを返しても、別にそれは5秒や10秒で言ったことに間違えただけなので、「あー、俺の言ってるのはそういうことじゃなくて、ここを深掘ってほしいんだよ」みたいな形で言って、また置いておけばいいだけの話なわけですよ。
そういう風に、非同期だから、むしろ自分の中で無駄になってもいいから、ちょっと知りたいこととか、考えたいブレストみたいなことをどんどん置いてくってことをやっていくと、 プラスしかないんですね。この考え方ってのがすごい大事で。
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