尾原流怪獣人間の手懐け方:論破は一瞬、納得はずっとー説得は相手の中に正解を作れ-210号-
(2023年9月24日サロン向け動画を記事化しております。)
「説得は相手の中で正解を生み出せ!」
幻冬舎の箕輪厚介さんとの対談動画がスゴく好評でおかげさまで某オンラインメディアに掲載が決まりました。
ありがとうございます。
動画はこちらから👉
いやぁ。箕輪さんの新刊『怪獣人間の手懐け方』( https://amzn.to/455SLv4 )がスゴイ好評のようですね。そこで、「どこでも誰とでも働ける」という、多様な方といかに冒険を楽しむかという僕なりのテクニックがいっぱいあるので、“尾原流”怪獣人間の方とのコラボの仕方をお話していきます。
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“尾原流”怪獣人間の手懐け方
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相変わらず「論破ブーム」が続いていますよね。論破というのは、一時的に相手を屈服するとか自分の論理が間違っていたと相手に認めさせるという意味においては、痛快なエンターテインメントです。
ただ、冒険やプロジェクトを一緒にやる、そして相手の力を借りる・頼るという場面にはあんまり有効ではないわけです。冒険の仲間として長続きするように何かを成すとか、相手の力をお借りするという時には、いわゆる説得というものが最初は動くわけです。
実は、このような説得というのも3段階があるのです。
「論破」というのは一時的な点の話。それに対して「説得」というのは納得という話。つまり、相手が今まで別のことを考えていたところから、一緒にやろうよと変わっていくことなんですね。
説得っていうと、「いや。俺はこう思っている。だからこういうふうなことがいいと思うんだ」と相手に結論をついインストールしようとしがちです。これ、相手がその結論にOKと言ってもらい行動を変えさせるわけです。
でも、こういう結論を押し付けた行動というのは相手からすると「命令」なんですよね。要するに、仕方なくやっているという話になるのです。
これだと変化の時代で状況が変わってしまったら相手が考えられなくなってしまうわけです。
本当に良い説得とは、相手が結論に至るため、そして正解を導き出すための「論理思考」というのが大事になってきます。だから僕らは結論をインストールすることではなく、こういう考え方をすれば自ずと結論がこうなる→だからこの結論に基づけば、行動はこうなる、というステップにすることが重要です。
論破というのは相手を一瞬屈服させられるのですが、長い間一緒にやっていこうということを考えた時は「こういうときはどう考えるの?」と、同じ結論に導き出す「論理思考」を相手にインストールすることなのです。
つまり、「結論→行動」ではなく「論理思考→結論→行動」というアプローチを取ります。
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論理思考=入力×価値観×論理構造
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では、論理思考とは何か?
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