底上げー弁当だけじゃないよデータ底上げにもご注意-323号-
(2024年10月28日の10分解説動画を記事化しました)
─────
お弁当の「上げ底」問題
─────
「上げ底は弁当だけじゃない。世の中にある、上げ底に騙されない方法」という話をしていきたいと思います。
セブンイレブンさんのお弁当の容器の底が、めちゃくちゃ狭くなっていたり、そもそもおかずがあるところだけ、上げ底にされていたりして、「いかにも量が入っているよ」ということで、炎上しています。
さらに言うと、今回セブンイレブンの決算が悪かったことで、社長が取材を受けた際に、「それ(上げ底)は本当ですか? 確かめたんですか?」と言ったということです。今、上げ底は撲滅しているようですが、YouTubeの素材にされやすい挑発をしちゃったものだから、過去の上げ底容器などの動画が、何回も出てきています。
また、上げ底にはなっていないけど、「サンドイッチの具が薄い」とか「ミートドリアと言っているけど、ミートはほとんど入っていないんじゃないの?」と言って、いろんな方による「検証」が進んでいます。
そうやって疑いの目で見られると、結果的にはブランディングがものすごくマイナスになっちゃうわけですよね。これを、「ストライサンド効果」といいます。1回炎上したものを撲滅したところで、過去の写真は消せないから、誰かが保存しちゃっているのですよね。そうすると、同様のものが何回も出回ってしまうんです。ましてや、みんなが疑いの目で見るようになるので、ブランド毀損が止まらなくなってしまうという話です。
「『インフレの中で、がんばりながらやっていますよ』と言って、誠実な対応をしていけばよかったのになぁ」と、正直思うんですよね。
─────
データの「上げ底」に注意
─────
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?