Zoomが勝手に議事録つけて、勝手に要約してくれる時代!!この先におきる仕事の変革を解説するよ-219号-
(2023年10月12日サロン向け動画を記事化しております。)
GPTがチャットからエンベディットにいよいよ第二フェーズに入ってくる中でどんな仕事が奪われるか?
その時にどういうふうにしていればむしろ仕事を効率的に楽しめるようになるか?を今日は話したいと思います。
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ミーティングの自動要約のスゴさ
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今日朝一でミーティングをしたらZOOMを立ち上げた時に珍しく勝手にアップデートして出てきたのが「要約を開始」ボタンなんですよね。「ミーティング要約では生成GENERATIVEAIのパワーを利用してミーティングの要約を自動的に生成し共有できます」ということです。
もともと実はZOOMには字幕モードがもう7ヶ月くらい前に英語で対応して3ヶ月4ヶ月くらい前から日本語にも対応するようになっていたんです。
要はZOOMで喋ったことを音声認識で字幕つけてくれるわけですね。たぶん今もこれ録画している下に出ていると思うんですけどそれがさらにパワーアップしたんです。
勝手に議事録をつけてくれたものを勝手に要約してくれます。
しかもは要約したものをミーティングに参加した人や相手に送ってやるということ。
昔の会社さんだったらミーティングが終わった後に次の日の昼くらいになってようやく議事録が来た。
さらにその議事録に対して「あれ? いや、僕こういうことを言ったんですけど」みたいなやり取りが終わって初めて次の行動に移れるところがありました。この1日2日がなくなり打ち合わせが終わった時にポンと出ることの凄さはわかりますよね。
でも、これは序の口なんですよ。もちろん英語に比べて日本語の要約ってちょっと危険な部分があります。
例えば主語が日本語ってなくなりがち。何よりも英語って否定形なのか肯定形なのかって主語のあとの助詞のあとに来る。
「キャンノット」とか「ウィルノット」とか「メイ」と言えば「かもしれないね」となって、言ったことがいい意味で言ってんのかネガティブに言ってんのかみたいなすぐわかるんです。
でも日本って「じゃないかもしれません」とか「ってこともあるかもしれませんね」みたいな形で文末にならないとポジティブに言ってんのかネガティブに言ってんのか100%の確信持って言ってのか30%の確信で言ってんのかみたいなことがわかりにくい。
でもけっこう要約がミスりやすいところは置いといたとしても、そういうことを含めて精度がどんどん上がっていっているわけですね。
もっと大事なことはさっき言ったようにこれによって働き方がどう変わって新しい働き方に先に対応した人が本当に効率的に時間もかけずにどんどんアウトプットを出していけるようになるわけです。
例えばこの要約ってミーティングが終わった時にするだけが勝ち?って話なわけです。
ZOOMのミーティングサマリにはAIコンパニオンというのが横について、最初ミーティングをやった15分くらい、つまり4分の1経った時に「1回今までの内容をまとめてくれますか?」というとまとめてくれるのです。
また「今日この4つを話していますけど、どれを深堀りますか?」みたいに会議のファシリテートに使ってもいいわけですよね。
さらに言うとこのZOOMの事例にも出てくるんですけど、遅れてミーティングに参加した人に「今までをキャッチアップしたいんだけど教えて」って言うと自分のミーティングに参加するまでのことをまとめて教えてくれる。
さらに言えば「僕について何か言っていた?」って言うと「尾原さんについては今言った3つの議題の中の3番目でこの部分尾原がやったほうがいいんじゃないか。尾原が来てから意見を聞こうって言っていました」みたいなことが出てくるから「あ、わかりました。んじゃ、今までこういう話ね。僕にはこういう意見を求めたということで、今ちょっと意見まとめますね」みたいなことを言う。
遅れてきた上司とか偉い人がその度に「今までこんな打ち合わせをしていたんですよ」みたいなことで他の人の時間を奪わなくてよくなるわけですよ。
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次に何が起こるのか?
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こういうふうに要約という力がついたり、今までリアルタイムでやっているミーティングのことをミーティング中にAIでキャッチアップできるようになったら、次何が起こるんですか?という話なんです。
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