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【どうやって自分の強みを発見したのか?】皆さんも強みにであえるヒントになれればです-088号-

今日は、「ご自身の強みってどうやって発見されたのですか?」という質問をいただいたので、その解説をしたいと思います。

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強みとの出会い
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自身の強みが何かを考えることって、けっこう大変ですよね。みなさん今はコロナ禍で大変な時期だと思います。僕も大学院生の時に阪神淡路大震災が起きました。自身の強みを自覚できたのは、そのボランティアの中での経験が一番大きいです。

震災の時、僕が住んでいた家は大阪だったので、幸いなことに棚が少し倒れるくらいで被害がほとんどありませんでした。だけど、中学・高校の友だちが被災したことや、自分が大好きだった神戸の町がボロボロになってしまったことで、僕は震災の翌日からほぼ1年間、被災地でずっとボランティアをしていたんです。お金がなくなるので時々アルバイトをしたり、学校のレポートを書いたりしながらボランティア生活を続けていました。

最初は、「目の前に困っている方がいらっしゃるので、とにかく自分でできることを全部やる」という状態が続くんですよね。ただ、全部はできないわけですよ。なので、震災発生から4日目、5日目くらいになってくると、同じように動いている人たちが連携し出すし、2週間目くらいになれば、「持続的なかたちにしなくちゃ」ということで、ボランティアグループを作って動き出すわけです。

(僕のように)目の前の人に全力を注いでいたら、自分は眠れないし、ご飯も食べられない。そんな中で気づきを与えてくれたのが、ボランティアに参加されていた歌手の桑名正博さんです。

これは本にも書いた話なんですけど、ボランティアをやっている時に桑名さんに怒られたんですよね。僕自身、自己卑下と自己犠牲が強い人間なので、「被災者の方がご飯をロクに食べていないのに、自分はご飯を食べられない。まずは、やれることを全部やらなきゃ」って思って活動していました。ガリガリに痩せている上に、寝ていないからイライラしていて。そんな僕を見て、桑名さんが言ってくれたんです。

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