RUN!!カズマ―ル!!!~2本目 中学校1年生 春夏~
もともと体格は細身。
「サッカーは格闘技」と言われるぐらい相手との接触もあるスポーツなので、当時はもやしっ子でヒョロい自分がコンプレックスでもあった。
中学の陸上部に入り、
『補強』をしろと言われる。
ん?補強?なにそれ?
補強とは、陸上用語で「筋トレ」のこと。
#陸上あるある
ヒョロいもやしっ子の中1カズマ―ル、
腕立て伏せできひん。。。
#腕立てできひん問題
いやこれマジで、
マジで恥ずかしかった。
どんだけ貧弱なん?
情けないわ~!!って感情が芽生える思春期の少年。
でも、陸上部に入部してまずやることって
「1000mTT」だったわけですよ。
磯松中学校(以後磯中)のグラウンドは、木の棒でラインを掘った200mのトラック。
#もちろん土やで
先輩たちがメニューをサクサクこなすなか、
1年生(と言っても3人しかおらなんだけど)は
アップしてから1000mTT。
1000mでも、5周するわけ。笑
最初は多分、3分25秒ぐらいだった記憶がある。
そっから、ほぼ毎回自己ベストを更新していった。
5月に初めての大会があるんだけど、その前には3分7秒までイケてたはず。
今でもまあまあ速いはず。
そんな、期待の新人1年生が…
#腕立てできひん
そこから始まった私の陸上部生活。
話は一気に中学生で初めての大会へ。
中学1年生は、1年生のみの1500mがある。
春の大会では、初めて同じ郡市の同級生と競うわけだ。
まだ中学校1年生だから、体格がゴツイ子もいればヒョロくてちっちゃい子もおるよね。
#ちなみに私のスペック151 ㎝
練習で1000m3分7秒だから、当然楽勝で4分台はイケるはず。
陸上部の顧問も、そう期待をかけていた(らしい)。
大会が開催されたのは多分GW明けぐらいかな。
当の本人はそんなんよくわからずに走りだす。
今みたいに400m何秒で1000m何分ペースとか、考えてもなかったと思う。
初めての大会とか、雰囲気に飲まれたのか、
多分タイムは5分10秒ぐらいだったみたい。
#記憶おぼろげ
とにかく、デビュー戦は散々で、テントの中で先生に呼ばれ説教を受けた。
何を言われたかは覚えてないが、
これだけは強烈に覚えている。
#今も映像が鮮明に
『人の話は目ぇ見て聞けぇ‼️』
初めて、親以外の大人に、本気で怒られた記憶。
怖いっていうのと、何か人として、一人の人間として、
大事なことを教えて頂いているような気がした。
親に怒られても反抗・反発したり、素直に聞けないのって、
やっぱ安心できる家族だからなのかなと、今なら思える。
今の子供達は、ちゃんと叱ってくれる大人がいるのかなぁ。
結局、最初の大会から夏まで、1500mは3~4回走ったと思う。
ベストタイムは4分53秒ぐらい。
かろうじて、県選手権に出場できたぐらいだった。
そんなんだから、初めての県大会はどんな順位だったかも覚えていない。
#予選落ち
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