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不定期サバティカル日記17 学んでから見るか、見てから学ぶか
南西九州縦断の旅のなかで2022年10月2日には鹿児島県を旅行中でした。
そこで、訪れたのが「仙巌園」です。もともと島津家の別邸だったとのことで、日本を代表する大名庭園なのだそうです。「明示日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」として仙巌園の一部(旧集成館)が世界遺産にもなっているとのことです。(軍艦島と呼ばれる長崎県端島が構成する世界遺産と同一の世界遺産です。)
お庭もキレイでしたし、薩摩切子や黒酢やしろくまを売っている売店もあったりして、薩摩風情満点な場所でした。
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中でも最も私の興味を引いたのが「集成館事業」に関する展示です。島津家の28代の殿様、斉彬の時代に仙巌園の周りに点在した、反射炉、溶鉱炉、ガラス工場、蒸気機関などがどのような経緯で作られたのかを展示していました。
列強の植民地支配の時代でしたので、日本がそのようなことにならないように殖産興業、富国強兵という文脈で行われた集成館事業は、斉彬の先見性と大局観の素晴らしさを表していました。感銘を受けました。
ただ、一つ、とても残念だったことがあります。
自分が、鹿児島に旅行し、仙巌園を観光するまで、ほぼなにも、薩摩藩や島津斉彬や、集成館事業について知らなかったことです。知識がないがゆえに「おお、すごい!」しか感想が持てませんでした。もし、事前に勉強していたら、仙巌園の観光も、もっと違った意味を持ったのではないかと思います。あぁ、もったいない。
という訳で、サバティカル旅行中に、また旅行に行くと思うのですが、今度は最低限の「予習」はしていこうと思います。先に予習してしまうと現地での感動が減る。という考え方もあり、それも正しいと思います。特に、自然の絶景については、そうかもしれません。が、こと、歴史遺物については事前の勉強が旅行そのものを充実させてくれるのだと思います。
島津斉彬については、少し勉強してみようと思って、本を買いました。本当は「予習」の方が価値があると思うんですけどね・・・^^;
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ではまた。
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