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やる気が出ないとき

子どもというのは非常に興味深いもので、あれだけいい試合をして、さあこれからというときに、家に帰ると全く練習せずに、しっかりゲームに向き合っている。自分から練習をして上手くなろうという気はどうやらなさそうだ。ゲームの情熱がそのまま野球に向いてくれれば、と思うことがたくさんあるが、話を聞いてみると、同じように思っている親御さんは、どうやら私だけではないようだ。

一方、私自身の生活を振り返ってみると、実は息子に言えるほど立派でなく、しなくてはいけないことがあるのに、どうしてもやる気が出ないというときももちろんある。そこで今回は、やる気が出ないときの私なりの対処法をお伝えできればと思う。

やる気というのは、頭で考えていてもなかなか解消されない。逆に言えば、頭で解消できるのであれば、そもそもやる気が出ないという問題になっていないはずである。そこで、活用するのが「行動」である。先に、小さな行動をしてみる。人は行動が気分を作る、と言われているので、やる気が出ない時こそ動いてみるというのを意識することで、それが解消される。

誰だったかは失念してしまったが、気分が落ち込んでいるときこそ、「走る(ランニングする)」と言っていた人がいる。
これによく似ていることで言われているのが、楽しいから笑う、のではなく、笑っていれば楽しいことがやってくる、というものだ。これも、「行動」を先取りしている例なのかもしれない。

なので、考えずバットを持って外に出てみる。このことは野球選手にとって当たり前のことなので、「考えず」にできることだ。そして、バットを振ってみる。すると気分が乗ってくる。なぜなら、動くからである。
バットというのは一例で何か、自分の中でルーティンなものがあれば、それは考えずにできるはずである。

習慣というのは、重力にも匹敵するほどの力を持っている、と言われている。先日、知り合いの人が、心筋梗塞となり、後30分病院に着くのが遅ければ命を落としていたそうだ。そこで、たばことお酒をやめた方がいい、とお医者さんから言われたそうだが、喉元過ぎれば、ではないが、その人は、酒は控えたそうだが、たばこはやめるつもりはないそうだ。命が関わっていてですら、習慣が勝ってしまうのだな、とその人の話を聞いて思ったものだ。

話しを戻すと、考えてしまっているから、やる気が出ないので、とにかく小さな一歩を動く。このことがやる気を維持できるコツとなる。是非参考にしてみてほしい。

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