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目標を設定するときに意識したい質問とは

スポーツをしていると、よく「ゾーン」に入る、という言葉が使われる。集中力がグッと高まり、感覚が研ぎ澄まされた状態で、一瞬のプレーの中なのに、それがスローモーションに見えたり、他のものが目に入らなくなったりするので、バッターの中にはボールの縫い目まで見えたという人もいるくらいだ。

そのゾーンに入るためには、燃えるような激しい欲求を伴って目標を設定することが必要だが、目標を設定するときの燃えるような願望は、まず自分自身のために使ってほしい。もちろん、他人のために何かしてあげてはいけないということではない。ただし、目標設定するうえでは、まず自分自身を見つめ直し、そこから前進することが大切である。

そして、目標設定するうえで一番大切な自分への問いかけが、
「自分はいったい何をしたいのか。」

人間には2通りのタイプがいる。
過去を根拠に生きる人
未来を根拠に生きる人

過去を根拠に生きる人は、
「自分は何ができるだろう」
と自分に問いかけている。この質問をよく見てみると、「何ができるだろう」、と問いかけることで、自分ができることだけにフォーカスしてしまう。つまり、思考の時間軸が(自分ができている)過去にフォーカスしてしまう。なぜなら、自分ができることは、過去の実績や能力などから導かれるものだからだ。

一方、「何がやりたいだろう」と自分に問いてみると、思考の時間軸は未来にフォーカスする。そうすると、自分が望む未来に思い・考え・行動が向いていく。だからこそ、自分に贅沢に問いてみてほしい。
「なんでもできるとしたら、一体自分は何がしたいだろうか」

さらに、夢や目標を人に言っていく、というのも大切だ。そうすることで、徐々に形になっていく。私自身、海外で生活がしたい、と思ったときから、周りには「また言ってるよ」なんて思われながらも、目標に向け準備しつつ、本当に実現することができた。
「宇宙は大きなレストランだ」
と私の師匠が教えてくれた。つまり、欲しいものを注文しないといけない。
ちょっとスピリチュアル的な話になってしまったが、あなたも是非、念じるだけでなく、宇宙という大きなレストランに大胆なオーダーをしてみてはいかがだろうか。

「あなたの将来は、あなたの過去の延長線上である必要はない」

スティーブン・R・コヴィー博士(7つの習慣の著書)

現在の自分の状況に満足できていないのであれば、それは今までの習慣を変える必要がある。目標設定に関しては、「記憶」というものが邪魔になっていることもある。その時に、「新しい記憶」を作るために、今まで経験したことのない参考材料を増やすといいといわれている。つまり、今までやったことがないことなので、少し不安になったり、違和感を感じたりすることができれば、それは自分の安心領域から出ている証拠なので、喜んで受け入れよう。

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