野球初心者の息子が取り組んだ練習法
ゲーム好きの息子に、毎週末のチームの練習に参加させることにはなんとか成功させた。今後は継続してくれることが大切だが、今のところ休むということはないので、毎週毎週、綱渡り的ではあるが野球を楽しんでくれているようだ。
そのうえで、息子は野球の初心者で力もスキルもそしてセンスも悲しいことにない。なので、みんなに追いつくために行っていることを紹介していこうと思う。
柔軟運動(ストレッチ)
まずは、同じ姿勢でゲームをすることによって硬くなった身体の柔軟性を高めるためストレッチすることにアプローチした。柔軟は頻度が大切なので、毎日行って欲しいところではあるが、正直毎日の習慣化にまではいっていない。それでも最高16日間連続で行った時もあった。
息子が行っている柔軟体操はこちら
軽いボールでキャッチボール
息子は力がなく、ボールに上手く力が伝えられていないように思った。具体的にいうと、キャッチボールしても5m届けばいいほうで、しかもボールの軌道も山なりだ。私自身、初心者でもここまでの子というのははじめて見る感じだ。しかも、それが自分の子どもとなれば逃げるわけにもいかない。
そこで考えたのが、家の中でキャッチボールをするが、(私も帰りが遅く、外は暗くなってしまう。「自分でやっておけ」といっても、ゲームはやるが野球はしないので、必然的に家の中になってしまう。もちろん広い家ではない。。。)プラスチックのいくつか穴の空いたボールを使って投げたり捕ったりすることだ。
家の中で軟式のボールを使うわけにはいかない。そんなことがあれば、離婚問題に発展する可能性もあるが、このボールだと多少嫌がられるものの、そこまでの心配はない。このことが息子にとってもよかった。なぜなら、このボールは、その性質上しっかり手首を使わないと真っすぐなボールを投げられないからだ。
これで、山なりでなく真っすぐなボールを投げる感覚をつかんで欲しかった。7mほどの距離となるが、幸い私もまだ息子の全力投球を受けることができるので、真っすぐに投げられるように、足の開き(位置)やボールの握りを意識して行った。特に息子は身体が開くクセがあるので、床に養生テープを貼って、足の位置を確認しながら行っていった。
正しい投げ方の基本はこちら↓ ※右利きの場合は逆になることに注意
また、プラスチックのボールを使ったことでよかったのが、「素手」でボールをキャッチすることだ。
普段チームの練習では、当たり前だがグローブを付けて行う。そうすると、片手で捕ってしまうし、ボールが入る瞬間、グローブを手前に返してしまい、手のひらが自分の胸を向くようになるクセが息子にはある。
素手で捕れば、自然と両手でボールを捕ろうとする。これはよかったが、実は手のひらを返すクセは素手でもあまり変わらなかった。そのうえで、説明するときにグローブより素手のほうが息子にはわかりやすかったようで、伝えやすさという面でよかった。これで、手のひらを返さず相手に向けたまま捕る、ということを少しずつ浸透させていった。
プラスチックのボールで投球練習
上記のキャッチボールが一通りすると、今度は私が座ってキャッチャーとなり、息子はしっかりフォームを確認しながらピッチャーをやる。
0-0から始まって、3アウトになれば終わりだ。つまり、三振を3回取れば勝ち、というゲームだ。最低9球で終わるが、フォアボールを出したりもするので、結構長引く。また、満塁でフォアボールを出すと、得点になってしまうので、結構真剣になる。
ここでは、ゲーム感覚で飽きさせず、コントロールと集中力を養うことが狙いだが、ピッチャーとしての意識が芽生えるのか、思いの外、息子は速い球を投げ込んでくる。これで、速い球の腕の振りも覚えてくれればと思う。
次回は、今回の続きで野球初心者の息子が取り組んでいる練習法の続きをお伝えできればと思う。