バッティングのポイント①
野球初心者である息子は、守備以上にバッティングがひどい。突っ込みどころはたくさんある。なんといっても、バットが重いのか、手(腕)に頼った打ち方となっていて、スイングに力がまるでない。なので、ある程度成長と共に力を付けていくことが必要ではあるが、なるべく身体を使って、身体の力がバットに伝わるよう、基本的なことをここではご紹介していこうと思う。
全くの初心者で好き勝手バットを振り回している息子をみて、まずバッティングを分解させて、5つポイントとして伝えた。
※もっと大切なことはあるが、上級編としておいおい伝えていこうと思う
構え
1.足の位置
打つ準備として大切な構えだが、ただ立っているだけで全く準備ができていないので、まず足の位置を固めることを伝えた。
なぜなら、息子は構えたときの足が「ガニ股」となっており、力が外に逃げてしまっていたからだ。これを、まずは修正するために、ひざとつま先の方向を真っすぐ前に向けるように伝えた。そして、ひざを割らない(バックスイングのときに、ひざが外を向いて力が逃げない)ように意識するように伝えた。
実は、これは身体の構造上、構えるときに足をやや開き気味にしたほうが力の逃げ道ができてラクだという選手もいる。たとえば、投手になるが、元中日のレジェンドである山本昌投手が現役時代、わざと軸足である左ひざ(山本投手は左利きのため)を開き気味にして投げているというインタビューを見たことがある。
そのうえで、息子の場合は、かなり足が開いており、つま先とひざの方向がバラバラである。これだと、下(下半身)の力が全く使えていないため、下の力を意識させるためにも、まずは足の位置は真っすぐにすることにした。そうすることで、しっかり股関節に体重を乗せてバックスイングを取って欲しいという狙いもあった。
知識不足で難しい部分もあるが、これから成長していく中で、しっかり関節ができてから、もし開いている方がいいということであれば、そのときに調整するとして、まずは基本として、真っすぐに向けるようにしたいと思う。
次回は、構えの続きとして、今度は手の位置についてご紹介していこうと思う。