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雨の日の試合
シルバーウィークの3連休。前半は雨で試合が流れてしまった。そのうえで、今年は後半の3連休も雨の予報が重なり、このまでは試合が消化できない。大会運営側としては、どうしても試合をしたいとのことで少々の雨では試合がすること前提で当日を迎えた。
幸いにして、小雨が降ったりやんだりが続くなかで、試合が行われた。子どもたちにとって、雨の中で試合をするという経験があまりなかったが、野球をしていく中で、この先雨の中で試合をすることも必ず出てくる。
そこで、今回は雨の中で試合をするときに普段とは違って注意することについてお話ししていこうと思う。
グランドコンディション
・グランドがぬかるんでいるので、土のグランドでは土が柔らかくなっている場合が多い。ボールが弾まないのか、打球の勢いがなくなってしまうのか、などをグランドの中に入ってアップをしたり、守備についたときに確認する。そのうえで、守備位置やボールまでの球のより方をイメージしていくとよい。もし滑りやすいところがあれば、それよりも前に守ったり、下半身を使って重心を下げて、滑らないように工夫をしていく。
打球が弱まることが前提で、私は雨の日は、あえていつもより前で守って、滑らないようにあまり動かないで捕球するという意識を持って守ることもあった。
加えて、風があれば風向きと強さを頭に入れる。また、日差しがさしてくれば太陽の位置の確認と野手間のコミュニケーションも予め取れるとよい。
手が滑るようであれば、ポケットにロジンを入れておくことも有効だ。
そのうえで、送球は滑って上に行くよりも、ワンバウンドでもいいので、抑えて、下に投げるように意識する。
道具
・当然といえば当然だが、その中でも私は特に道具を大切にしていた方だ。それなのに、革製品であるグローブが雨に濡れるというのは、この上なく憂鬱でたまらなかった。そんな中でも、私が意識していたことは、グローブの捕球面(ポケット)はなるべく濡らさないように、捕球面を地面に向けて、なるべく上から降ってくる雨から、捕球面を守っていた。さらに、投球間の時間は、お腹でグローブを覆い、雨から少しでも守るようにしていた。
ピッチャーもなるべく、キャッチャーなどからボールを受け取れば、すぐにボールをグローブのポケットに入れて、雨から守り、ポケットのロジンを活用して指先が濡れないように細心の注意をする。
バッターの時も、グリップが滑ってしまっては、しっかり打てないだけでなく、振ったバットが抜けてケガにもつながりかねないので注意が必要だ。ロジンや滑り止めスプレーなどを活用する。
さらに、バット全体もタオルなどで打つ前に拭かないと、インパクトの瞬間ボールが滑ってしまうので、しっかり拭くことが大切だ。
本来であれば、いいコンディションの中で試合はしたいものだが、いつもそうだとは限らない。そんなときに、天気を味方につけられるのも、「準備」ができたチームだ。これまであげたことを参考に是非試してみてほしい。