悔しさを忘れるな!
私は、息子の少年野球のコーチの他に、自分自身でも選手としていくつかのチームに所属している。その中には、ゆるくやっているものもあれば真剣にやっているものもある。
そして、そのなかのひとつとして、会社のチームにも所属している。このチームは年に一回だけ大会があるが、その大会に合わせて、毎年夏場の7月だけ活動している。活動期間は本当に短いが、個人的には力を入れており、真剣に大会に臨んでいる。
なぜなら、チームメイトも若く、甲子園に出場したり、私と同じように大学まで野球をしていた選手もいたりして、レベルが高く、私自身刺激を受けることも多いからだ。ただ、なによりも私を掻き立てるのは、負けたらそこで終わりのトーナメント戦というところである。
過去には、2部だが優勝したり、1部でも決勝戦までいって、あと一歩のところで準優勝というところまでいったこともある。一方、1回戦で負けてしまい、早々と大会を後にするという、苦い思いをしたこともある。
ちなみに、昨年は3位だった。準決勝で負けてしまったので、今年こそは決勝まで勝ち残ろう、とチームみんなで士気を高めて、本日実際に試合を迎えることとなった。
序盤は、試合を優位に進めつつも、点を取っては取り返しを繰り返していたが、5回に相手打線につかまって一挙6得点を許し、結局10-6で負けてしまった。私は、若い選手がいる中で、1番を打たせてもらったが、監督の粋な計らいに、全く応えることができず、期待を裏切るような結果になってしまった。
期間が短い分、毎年負けた後に悔しい気持ちになるが、今年は自分の不甲斐なさに、自分でもまだこんな感情があったのか、と思うくらい悔しさで一杯になった。実は、今年上手くいって優勝したら、引退も考えていた。大会前は、そういった気持ちで準備も整えていたから、余計悔しい。
ただそのうえで、毎年そうだが、この悔しさも人間忘れてしまうものだ。なので、今年はこの悔しさを忘れないため、一枚の紙に書き留めた。
このままでいいのか
負けたままでいいのか
悔しい気持ちで支配されたままでいいのか
それが嫌ならやれ
勝つまでやれ
お前なら必ずできる
必ず勝つ
そして、私の引退は延長となった。引退どころではない。この屈辱を晴らすために、今日から、また来年に向けてのチャレンジが始まる。
この悔しさを忘れないために、毎日見る手帳にこのメモを挟んだ。
実は、この悔しさを忘れない工夫というのは、ある人物をモデリングしたものである。その時の記事はこちら↓