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息子の涙

今日は、子どもの大運動会のようなものが企画され、地域のいくつかの団体が競い合った。人数がかなり多いので、7時間もトータルでかかった1日がかりの大イベントであったが、各々が出た種目は、せいぜい2,3種目にとどまった。

息子は、リレーと小さい三輪車のようなものをこぐレースに参加した。
最初のリレーでは、3位以内に入れば次の準決勝にコマを進めることができるのだが、第一コースの選手が大フライングをしてスタートし、レースがそのまま続いたので、結局その選手が1位で、息子は4位だった。予選敗退だ。

子どものレースなので、こういったこともあると思っていたら、競技を終えた息子が帰ってきた。息子を見てみると、今にも泣きそうだった。それを見て、正直驚いた。今まで、運動会などで負けても息子はへらへらしていたので、なんとも思っていないものだと思っていたからである。

周りの人もいたので、何とか息子が泣かないように、「大丈夫!」と一言励ました。息子なりにいろんな思いがあったのだろう。今までへらへらしてしたのだから、悔しいと、涙するまで思ったこのこと自体、息子にとって成長している、と感じた。

是非この悔しさをバネに、息子には飛躍して欲しいと思ったし、彼ならできると確信した。たった、8か月前に野球を始めた息子もここまで駆け抜けてきたことで、いろんな風向きを変えている。
そんな息子の状況をさらに勢いに乗れるよう、自分ができることを精一杯、息子のサポートに捧げていきたいと改めて決心させてくれた休日だった。

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