見出し画像

バッティングのポイント③

まだ身体ができていない、小学3年生になりたての息子にバッティングをするときに意識して欲しいことを5つのうち、今回は3つ目をご紹介する。前回までは、構えとして「足の位置」と「手の位置」の確認をした。今回は、構えの続きとして、踏ん張りの効く構え方についてお話ししたいと思う。
前回までの記事はこちら↓

3.どっしりした構え
前回もお話ししたように息子はまだ力もなく、身体の使い方が分かっていないので、手(腕)だけで力任せにバットを振ろうとしてしまう。しかも、振り終わった後、足が酔っぱらいのごとくふらついてしまう。
足の位置も固めて、手の位置も整えた。なので、今回はこの振った後(いわゆるフォロースルー)のときに、足がふらつかないためにどうするか、について考えていきたい。

振った後に足がふらついてしまう最大の原因は、構えているときに足が「棒立ち」になっていることだと思った。いわゆる、ただ立っているという状態だ。そこからバットを振れば身体に遠心力が生まれ、下半身(足)が我慢できずに(遠心力に耐えられず)、バランスを取るために足がふらついているのだと思った。

そこで、その遠心力に耐えられるように、足に踏ん張りを持たせるために、はじめに「どっしりした構え」を取るように試みた。今までは、つっ立っているだけなので、ひざも伸びている状態だ。これだと、地面を噛んでいる感覚もないので、踏ん張りが効かず、地面から足が離れてしまう。

そこで、地面をしっかり足で噛んで踏ん張りが効かせられるよう、ひざを軽く曲げ、ひざにゆとりを持たせ、体重もかかとでなく、母指球に意識をするようにした。

この感覚を本人が自覚できるように、バットを構えたスタンス幅(足幅)のまま、その場で軽く上にジャンプしてもらい、その着地時のひざの曲がりくらいでゆとりを持って構えてもらうようにした。すると見るからに構えがよくなり、打ちそうな雰囲気のある構えとなった。

あとは、本当の意味での確認となる。つまり、実際にバットを振った後、足がふらつかないか見てみる。息子の場合、左足が多少、外側に一歩逃げるときもあるが、元の状態に比べたら相当よくなった。初心者で、どっしりした構えができていないというおこさんには、軽くジャンプさせるというのは非常に効果的だと思ったので、その意味合いなどとセットで実践することをおススメする。

これで、構えはできた。打つ準備は整ったので、次回は、実際にバットを振りだす時に気を付けることについてお話ししたいと思う。


いいなと思ったら応援しよう!