20代のうちに市場価値を最大化したい若者へ、今すぐやるべき2つのこと
現在33歳、転職回数は6回、現在7社目。。
国内最大手旅行代理店 ➡ 底引き網漁船(蟹漁師)➡ ITベンチャー企業の事業責任者 ➡ 総合コンサルベンチャー企業(取締役)➡ 業界大手総合広告代理店(プロデューサー)➡ 国内最大手総合広告代理店(辞退)➡ ネット専業広告代理店(事業部長)
これだけ聞くと飽き性でフラフラしている人間だと一見思われるかもしれませんが実際、飽き性というのはあながち間違ってはいない。
だからこそ過去の自身のキャリアには、自社プロダクトを育てていくようなメーカーやほぼ毎日同じ業務をルーティンするような公務員、銀行マンという選択肢が常になかったのかも知れません。
広告代理店でのキャリアが多いのは、マーケティングパートナーの視点で様々な企業の中に入り込むことが出来る点から飽きる暇がないというのが一番の理由です。
そもそもどうしてこれだけ転職するのか?
これには年収をさらに増やしたい、環境を変えたいなど以外で私の中で大切にしていることが2つあるからです。
1つ目は「自価向上」
この自価向上という言葉、こんな言葉自体は存在しないのですが「自分の市場価値を向上させる」という意味で使っています。
最近よく「市場価値を上げるためには」的な議論がよくなされますが、この市場価値という定義がそもそも何に置かれているかということですね。
僕の場合の市場価値は以下の2つで形成されていると捉えています。
①. 年収
②A. 超属人的スキルレベル(あなたがスペシャリストの場合)
②B. クインティプルスキルレベル(あなたがゼネラリストの場合)
①の年収においてはその文字通りです。自価を定量的に図ろうと思った場合、この年収に置き換えることが出来ます。この年収があなた自身の市場価値が高いか否かを判断する材料になってきます。
②に関してはあなたがスペシャリスト職なのか、ゼネラリスト職なのかによって変わってきます。
スペシャリスト職の場合、属人的な仕事(あなたにしか出来ない領域の仕事)をどれだけ抱えているかがあなたの価値になります。
組織においてよく言われるのは「脱属人性」ですが、スペシャリストの場合は脱属人出来ない領域をどれだけ持っているかがその人の価値を高めます。
理由としては組織にとって「いなくなると困る人間」になるのでそれをフックに年収交渉だったり昇格交渉がしやすくなるためです。
ゼネラリストの場合はどうでしょう。
今は一人で何役もこなし、幅広い視点で業務を遂行することが求められている時代です。
つまり、ゼネラリストの場合はどれだけ多くのスキルを股にかけ実績や経験を持っているかが重要です。
ちなみに僕の場合、いま持っているスキルは以下のような感じになります。
グラフィックデザイン、Webデザイン、経営、30名クラスのマネジメント、広告運用、データ解析、マーケティング、プランニング、新規事業開発
ざっと思いつく限りでも(浅くないレベルで)9つのスキルを持ち合わせており実績や経験があるという感じです。
こういう状態を如何に若いうちに作っておけるか、それが市場価値を高めるということにつながっていきます。
僕はよく若手に「30歳までにクインティプルスキルの習得」を目指して欲しいと口酸っぱく言っています。
これは僕自身も30歳までに自分が成し遂げたかった目標でありすでに達成済みですが、今の時代では多様性が求められ営業は営業だけ出来ていれば良い時代ではありません。
「本職種+◯◯」といったダブルスキルが必要だと言われる時代です。
しかし私の中ではダブルスキルを持っているビジネスマンなど世の中には多く存在しており、ゼネラリストが差別化を図って市場価値を高めていくためには、最低でも5つのスキル(クインティプルスキル)を30歳までには持っておいていた方が良いと考えています。
20代の皆さんはまだ間に合います、30歳までに自分の市場価値を最大限に引き上げるためにどういう最短ルートを辿ればそれが実現できるのか、しっかりと逆算しキャリア形成していって欲しいと思います。
専用にTwitterも開設したので良ければご意見や感想をお聞かせ頂けると嬉しいです。
未来は想像以上に明るい。
大手企業、ベンチャー役員、事業部長、漁師などを経て、現在7社目の少し変わった経歴を持つ33歳のジョブホッパーです。 実体験から学んだことだけをもとに発信しています。