見えないお友達
見えない世界というと、ちょっと怪しいと思われる方があるかもですが、よく考えてみたら、自分の心は見えませんよね?太陽系や銀河系宇宙だって、ウイルスだって量子だって、みたことないでしょう?でも、信じていますよね?どうしてですか?信頼できる人がそうだと言ってるから?それだけで信じて良いのでしょうか?
世界には不思議な話がいっぱいあります。都市伝説やらファンタジーやら、どこからどこまでが現実で、どこからがイメージと想像なのか区別がつきにくくなっています。とりわけ最近はCG効果の進歩がすごくて、まるで本物のように思ってしまう嘘の映像もたくさんあるようです。何が本物かというと・・・・難しいですが、物理的リアリティと心理的リアリティに分けて考えたら良いかもしれません。
心理的リアリティは、人が想像して体験している現実のことをいいます。イメージの世界で遊ぶことや夢の中の出来事も全て心理的リアリティです。そこでリアルに体験して泣いたり笑ったりして、そこでは生理的反応も起きています。梅干しの絵を見ただけで唾液がいっぱい出る、それと同じくらい真実なことなのです。そう考えてきたら、自分は経験してないけど、天使や妖精や神様を見た!という人の話も、心理的リアリティとして真実なのですよね。
さて、赤毛のアンの物語にも出てくるように、小さな子供は見えないお友達を持っているという話をよく聞きます。思い出してみましょう。昔は確かに、そんな感じがしたなあという方もあるかもわかりません。幻想かもしれないし夢かもしれないけれど、そういう体験をしたという事実は誰も否定できないものです。大人は、そんなことあるわけないと、物理的、科学的は説明をしがちですが、心理的リアリティを大切にすることでほっと気持ちがつながって距離が進むこともあるように思います。もちろん見えないのに見えると嘘をつく必要はなくて、私には見えないけどあなたには見えるのね、で受け止めたら良いだけです。自分に見えないからと言ってないと決めつけるのは残念な態度ですよね。
ただし、何か脅かされたり怖がらせられたりしている時には、あっちにいけ!っと一緒にイメージの世界で念じてあげたら良いと思います。痛いの痛いの、飛んでいけ〜で、痛みが和らぎますよね。そう、そういうことです。見えない世界の神様や天使と仲良しになって、いっぱい楽しく嬉しいことでワクワクしてください。
風の学校Tuuliは、そんなところです。