お地蔵さんと暮らす
私が住む街は、昔の暮らしが残ったまま、生きている。
道は、車の概念が無い狭さで、迷路のように、
不思議な角度に折れ曲がっている。
そして、道の至るところに、
お地蔵さんが居て、お花が供えられている。
お地蔵さんも、この街に暮らしている…。
お出掛けすると、2、3体のお地蔵さんに出会う。
お地蔵さんを囲うホコラは、それぞれ違う。
格子扉が付いていたり、扉自体無かったり…。
お地蔵さんの横を通る時、
こんにちはと、声をかけたり、
いつもありがとうございますとお礼を言ったり
立ち止まって、手を合わせたり、
その時の気分でまちまち。
だけど、車で通り過ぎる時は、
お地蔵さんだと思いながら、何もしない。
なぜだろう?
通り抜けるスピードが違う?
私が車の中に囲われていて、
お地蔵さんと同じ空間だと認識していない?
今度から、車でも、お地蔵さんに
挨拶してみよう。
noteを書くことで、
いろいろ気づかせてもらえる。
ありがとう。