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人生を豊かにしてくれる「お金」と「仕事」の育て方


選書理由

今回読んだ本は私の大好きなエッセイスト松浦弥太郎さんの

人生を豊かにしてくれる「お金」と「仕事」の育て方 (祥伝社)

この本では松浦さんの仕事やお金に対する考え方を知ることができる内容。

これまで著者が経験してきた出来事や、人生の遍歴までを紹介している。

まるで備忘録のような一冊となっている。

だれにとっても大切な「お金」と「仕事」

この2つをキーワードに豊かさを増やすシンプルな原理原則を教えてくれる。

おすすめポイント3選

この本を読んでいいなと感じたポイントを3つご紹介します。

(ポイント①)
スポーツが苦手な女性がトライアスロンの完走を目標に努力を続ける話を紹介。できない自分をまわりと比べず、自分を信じて努力することで、いつの間にか大会上位に入る実力を手にした。このストーリーについて↓

苦手だったスポーツにチャレンジした勇気と、できない自分を、いつかできると信じ続けて、あきらめなかったことによって生まれたものです。どんな世界においても、コツコツと学び続け、あきらめなかった人が大きなリターンを手にします。

本書より

(ポイント②)
本を読んで主人公に共感する。悲しい映画を観て泣く。好きなアーティストのライブに行って興奮する。一流レストランで美味しい料理と一流のサービスを体験する。旅に出て知らなかった文化に触れる。
もっともレバレッジが効く投資は、自分が感動することへの投資です。

自分が感動することに投資を続けましょう。いつかそれが、人を感動させることにつながります。

本書より

(ポイント③)
僕はありとあらゆることを、肯定しているのだと思います。どんなものにもいい部分とそうでない部分があって、完璧に素晴らしいものというものはほとんど存在しません。物だけでなく、人もそうですし、出来事もそうです。なにかしらのほころびはあります。でも何か少しはいいところがあります。大切なのは、それをどう見つけるかです。

どんなに理不尽で、どんなに自分が不幸な経験をしたとしても、それを許して認めない限り、そこにとどまってしまいす。こういう経験のおかげで自分は学べたのだという感謝がない限り、そこから脱却できません。だから、全肯定なのです。

本書より

感想

著者はいつでもリラックスしていて、力みのないスマートな雰囲気の方だとイメージしていた。

ところが、若い頃は高校を中退して、肉体労働に励んだり、アメリカに勢いだけで飛び出したり、けっこう破天荒な時代も過ごされている。

スマートなイメージとは裏腹に、コツコツと泥臭い努力もされてきたことに驚いた。

そうした努力と経験を積み重ねてきたからこそ、説得力のある言葉をかけるのだなと感じた。

その言葉はどれもシンプルで深みがある。

ますます松浦さんのファンになった。

他にも素敵な本をたくさん書かれているので、そちらもおすすめですよ☆

最後まで読んでいただき、ありがとうございます♪



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