いまを生きる花と。
先週の日曜日、 川瀬敏朗さん花会へ伺いました。
余分な音も 余分な声もしない 一刻のいまを生きる花と いまを生きるもの同士との 音のしない会話のような時間を 静かに感じることができました。 ＊ この空間に溶けて調和している花と おなじ時間の流れにおられる 川瀬敏朗さん。
私もその時の流れを楽しみ 心地よい緊張が満ちるなか 川瀬さんがどんな事に気を配り過ごされるのか 僅かでも知ることができました。 私の生きる世界と ここにある世界は全然ちがっているのに 日本人のこころが誇る建造物のなかで 花はおなじように 有りました。
歳を重ねることの醍醐味は 過去の経験とおなじものを見たときの 感じかたのちがいを知ること
そばにあった金木犀の香りが この時の気持ちをより一層 印象深くしてくれています
先月の森の文化博物館の記念展に 12種類の神木の名前を書きました その精神性を知ったのは 夏のころに手にした「花をたてる」の一項が 心に響いてどうしようもなかったのがきっかけで それでもこの日、 その一瞬一瞬の花と向きあわれている川瀬さんに お声をかけることは叶いませんでした。 そしてなぜか山に登りたくなり 今朝は近所のお山まで探しものを。 @大徳寺孤篷庵
帰り道に寄り道。泉屋博古館の木々。彩り最中。