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みんながいるから、みはるがいる。
興奮、冷めやらぬうちに書き始めたいと思う。
今宵は、(一社)あすぴれんとのお話。
(一社)あすぴれんとでは
「RFE」というイベントを折々に開催している。
RFEとは何か?
R→リアル F→福祉 E→エンターテーメント
の略語である。勿論、造語。
とかく“楽しむ”とは程遠い福祉現場において
“ただただ、忍耐とか奉仕の精神だけじゃないでしょ!もっともっと、支援者も利用者もこの場を楽しんで行こうよ!”
そんな想いを込めて名付けられ、エンターテーメント性のあるイベントを企画し、開催している。
主に行われているのは
講演会講師バトル
ふたりの講師それぞれが、共通のテーマを決めて、制限時間内に話をする。
さて、どちらの講師の話が、より胸に響いたか?
その専門性は?エンタメ性は?
その日、そこに集まった聴講者が項目ごとに10点満点で採点をし、総合計点数が高かった方を勝者とするもの。
昨年一年を通して、このイベントは行われ、最終的にチャンピオンの座に輝いたのは、荒井理事長であった。
そんな荒井理事長が、今日、過去のどの対戦相手よりも遥かに手強いと目したチャレンジャーを迎えて勝負のリングに上がった。
チャレンジャーは
地活あすぴれんとのメンバーであるS氏。
そう。今日は記念すべき
スタッフVSメンバー
の、初めての戦い。
屈指の好カードだったのだ!
S氏は、ただやみくもに戦いのリングに上がった訳ではない。
地活あすぴれんとで3ヶ月に一度行われている
「あすぴれんと無差別級タイトルマッチ」
→日頃のプログラムでの学び(主に心理学系)がどれ程記憶に定着しているか?
を問われる筆記テストの現チャンピオンなのだ。(テストがある地活なんて、聞いたことない。( ̄□ ̄;)!!)
様々と疑問を投げ掛けたい(特に理事長に)突っこみ所満載の、メンバーの間で物議を醸し出しているテストだが、このテストは相当にハードルが高いので、そのチャンピオンであるS氏はチャレンジャーとしての資格が十分に有るのだ。
講演会チャンピオンVS勉強チャンピオン
最早、待ったなしの戦いはやや厳しい残暑の空の下で、満を持して行われた。
先攻はS氏。
上下スーツでバシッと決めてる。
気合い十分だ。
やおら、登場するなり、その手にはワイングラス。(でも、中身はブドウジュース 笑)
大きな声で
♪ 星よりひそかに~雨よりやさしく~♪
と歌って聴講者の心をグッと掴む。
菊地副理事長の愛の溢れるサポートで作られた、パワーポイントの資料に、印象深い“キャッチフレーズ”を映し出しながら、
S氏流の“生きるとは?” “人間とは?”を熱く語っていく。
S氏は常々
「話すことは人類が生み出した、最高の遊び!」
と公言しているのだが、今日もその持論は惜し気もなく披露された。
他にもS氏は実に味のある名言を残しているのだが、それらをベースに“独自の世界”、正に、“S氏ワールド”を作り上げ、最初から最後まで飽きさせない展開で講演を終えた。
みはるは、いつもの如くに写メを撮り捲り、Twitter上で実況中継を行った。
多くの方に“いいね♥️”を押して頂き、その方々がTwitter越しに、このRFEにご参加して下さっているかのようであった。(ありがとうございます)
スマホを片手にバシバシとシャッターを切り、耳はS氏と荒井理事長の話を聴く為にピクピクさせ、その隙に大事なことをペンで走り書き。
大忙しのみはるであったが、そんな忙しさを更に自分で加速させた。
ゴイゴイと
大号泣
講演が始まる直前に
ん?もしや…
と若干の予感が走り、ハンカチをテーブルに乗せておいたのだが、予想を遥かに越えてびーびー泣いた。(みはるがみはるに驚く)
いつも一緒に地活で頑張っているS氏が、全力で荒井理事長にぶつかっている。
その姿はめちゃくちゃカッコいい。
今日はスーツ姿なので、より一層男振りが増しているが、例えその姿がいつものタンクトップにデニムのショートパンツであったとしてもカッコ良かったであろう。
結果、みはるは、涙をボーダと流しながら写メを撮り、話を聴き、ハンカチを頬に当ててしゃくりあげるという離れ業をやってのけた。
S氏の講演のあと、堪らず感想を伝えた。
「いつも一緒に地活で頑張っているS氏が荒井さんと戦うなんて、本当にカッコ良いし、荒井さんも菊地さんも、事務所でお留守番をしている山田さんも(今日もあすぴれんとは通常開所)ホントに嬉しいと思う。ホントに凄かったです!(びぃーっ。(。>д<))」
昨年のRFE
みはるは、山田副理事長の講演でびぃーっと泣いたが、その1000倍位、今日は泣いた。
ジワジワと込み上げる、言葉にならない感情。
ソレハ日頃のS氏を沢山知っているからだと思う。
みはるがあんまりにも泣くので、ついにはS氏も泣き出した。(S氏、泣かせてごめんよ)
くりっとした目をくしゃくしゃにして、浅黒い頬をくしゃくしゃにして。
S氏は様々な想いに揺られていたんだと思う。
「友達が…居なかった」
言葉に詰まりながら、絞り出した、ホンネ。
(みはる、更に、泣く。)
さっき、日頃のS氏を沢山知っていると書いた。
夜は8時に寝ちゃって、起きるのはまだみんなが寝息を立てている2時か3時。
毎朝ラジオ体操に行って元気に挨拶をしておじいちゃんおばあちゃんとコミュニケーションを取り、その次はプール。
精神疾患者とは思えない程の健康的な生活を送っているから、あすぴれんとへの参加は、いつも午前のプログラムの途中から。
お昼になると
「お湯、使うひとー?」
って大っきな声を出して、聴いてくれる気遣い。
S氏のお昼ご飯は毎日決まっている。
自分で作ったデカイおにぎりにお味噌汁。
そう。みはるはこんなにS氏を知っている。
けれど、“友達が居なかった”と言って肩と声を震わせるS氏には、今日、初めて出会った。
いつも元気印のS氏が
何に悩み
何を辛いと思い
何に喜んでいるのか
そんなこと、考えもしなかった。
みはるは余りにも浅はかだ。
荒井理事長は言う。
「心理士は心なんか読めません。」
その通りだ。
心理を学んだからといって、そのひとが何を思い何を考えているかなんて、解りゃしない。
S氏はその心の中に色んなモノを抱えながらも、明るく明るくあすぴれんとを照らしてくれていたんだ。
ーS氏、やっぱりカッコいいっす!!ー
みはる達は長いこと病んだ世界の中をさまよって来た。
S氏にも筆舌に尽くし難い厳しい時が有った筈だ。
でも、今のS氏はこんな風に言う。
「俺、今、満たされてんの!」
どれだけのことがS氏の中に積み重なったのだろう。
素敵過ぎる。
みはると同じく、(一社)あすぴれんとの正会員であり、地活あすぴれんとのメンバーでもあるK氏も、泣けたと言っていた。
荒井理事長は、或いは菊地副理事長や山田副理事長は想像していただろうか?
メンバー同士がこんなにも温かい想いを寄せ合い、固い絆で結ばれる日が来ることを。
ウチのスタッフさんたちのことだ。
恐らく想像していただろう。
でも、想像“以上”なのではないだろうか?
そして、どうしても書いておきたいこと。
スタッフさんたちは今日の日を覚悟を持って迎えたに違いない。
相対するのが、“メンバー”であること。
それでも臆することなく、“勝ち負け”を付けること。
批判は覚悟の上だと荒井理事長は言っていた。
みはるは言いたい。
「批判なんて一切させない!!」
真っ向勝負で戦ったS氏が伝えてくれた。
「歌を唄うとかなら出来るけれど、喋るのは苦手だから、初めは荒井さんから口説かれても逃げていた。でも、(講演)楽しかった!!」
みはる達あすぴれんとメンバーは知っている。
全力は楽しい!!
ってこと。
それを教えてくれたのが
荒井理事長であり
菊地副理事であり
山田副理事長だ。
だから、批判なんて“燃えるゴミ”と一緒に捨ててやる。(みはるの家は、月曜と木曜が燃えるゴミの日だ)
つい、S氏の話ばかりになったが、荒井理事長もいつもの切れ味で、バシッとS氏を迎え撃っていた。
本気でエンターテーメントする以上、手加減は無しだ。
専門性の理事長。
エンタメ性のS氏。
そして、わかりやすさは甲乙付け難し!!
稀に見る善戦となった今日のRFE。
S氏は生涯忘れない筈だ。
勿論、みはるも忘れない。
沢山の緊張が有った日。
沢山の涙が有った日。
沢山の感謝が有った日。
S氏、感動をありがとう。
なんか、上手く書けなくてゴメンね。
みはる達はこれからも胸を張って、堂々とあすぴれんとで“全力”して行きます!
最後に。
今日の記事のタイトルはS氏に敬意を払い、堂々とパクらせて貰いました。
S氏の講演タイトルは
みんながいるから俺がいる
でした。
S氏、ホントにそうだね。
S氏も、みはるも
あすぴれんとで良かったよ、ね。
みはる
~2019´9´28(土)深夜
本日の写メ→上段:戦いを終えて清々しい表情のS氏を囲んで
下段:それぞれの講演を終えて、ふたり揃って質疑応答に応えている素敵な場面♪