見出し画像

ハウスチャーチの学びにて―Ⅱ

「一人の罪びとが悔い改めれば、神の天使たちの間に喜びがある。」ルカによる福音書15章10節

コロナ禍の不自由な環境でも、失われない喜びを感じながら学んでいます。むしろ静かに、み言葉の深い真理を味わっています。

「使徒の働き」15章16-34節、パウロ達が福音を伝えているのを一部のユダヤ人たちがねたみパウロとシラスを投獄するのだが、牢の看守が結果的に福音を信じて救われることになった。

少し視点を変えて読むと、パウロ達を牢につなぎ、天変地異(大地震)を起こし、一人の人(看守)を救いに導くという神の計画を知り驚きます。当初は分からないが、後になって神の計画だったと知ることがよくあります。

それは、私たち家族が約半世紀前にシンガポールに駐在となったことにも。私が信仰をもった頃、聖書の知識はそれほど多くはなかった。教会の同年代の友人たちと4人で横浜で一年間共同生活をし、最後に東南アジア(シンガポール等)を旅しました。その時シンガポールは緑豊かで、とても素晴らしいと思い、ここに住んでみたいなと思いました。不思議なことに、2年後に社命でシンガポールに転勤になりました。それもかの地に新しく支店を造るとのこと。赴任した時、借家をするのに何故かクリスチャンのHOさんがすべて手配をしてくれました。そして以後10年(一般的には3年ぐらい)の駐在の間、毎週水曜日の早朝6時ごろ家に来てくれて、二人で家の前のチャンギ―ビーチへ行って砂浜に腰を下ろして聖書を読み、祈りクリスチャン生活を導いてくれました。

HOさんはシンガポール大学を首席で卒業した優秀な器でしたが、中国大陸への重荷を持っていて、宣教師として良く中国へ行っていました。

私が会社を退職した以後も、中国宣教の現場(北京の聖書神学校等)に案内してもらったり今現在もお付き合いしています。シンガポールでの彼との交わりや、日本語教会(S-JCF)での活動を通して信仰を成長させられ、日本では学べないキリスト教会の活動(ハウスチャーチのことなど)を学ぶことができました。人生の最高の宝です。

今振り返ると、会社が新しく支店を造り、HOさんを導いてくださり、日本語教会に導き、信仰を成長させてくださったのです。一つ一つ主が導いてくれたことを実感します。これは私だけでなく、すべてのキリスト者が主にあって導かれていることを確信します。主は一人一人に特別な計画を持っておられるのです。

写真:万座温泉日進館から万座亭への道 (2020年2月撮影)




いいなと思ったら応援しよう!