「父と娘の認知症日記」を読んで
「あなたがたは、キリストを見たことがないのに愛し、今見なくても信じており、言葉では言い尽くせない素晴らしい喜びにみちあふれています。」 ペテロの手紙1 1章8節
高齢化社会になってきて、私の知人の間にも認知症が始まっている人が増えてきました。過去には「痴呆」と言われ、なんとなく人格を疑われるような感じがありました。
しかし、著者(長谷川和夫さん)本人が認知症の専門医として国内第一人者でありながら、自分も認知症になっても、日常生活を尊厳をもって緩やかに過ごしているのです。そして、誰でも高齢になるとかかる可能性がある病気であることを体験を通して伝えている。
認知症について多くの人が理解を深め、認知症の人も心安らかに安心して暮らせる社会となるよう訴えている。一読をお勧めします。
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