『お正月・宇宙空間にて』ショートショート
宇宙空間。 とある宇宙船で・・・
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「艦長、、やはり地球に赴くのは避けた方がよいかと思われます。」
「はて? どうしてだ?」
「彼ら地球人の研究結果です。 われわれとの 友好など
もっての外と思われます!」
「その理由を聞こうか?」
「彼らの歴史上の様々な問題点も挙げられますが・・・ついに
前年から翌年に向けて唄われるというこの唄にたどり着き・・
解読した結果、健康を重んじるわれわれの種族とは相容れないと
判断しました!」
「・・・どんな唄 なのだね?」
・・・・
『 もお~ いいくつ に~ると~おしおがつ~~
おしおがつには たこあげて~~
こ~まをまわしてあそびましお~~~
は~やぁ~くい こいこい~おしおがつ~~~ ♪ 』
・・・・
「・・・難解な唄だな、、」
「そうです。 でも、ついに解読に成功したのです!!」
「フム・・・?」
「彼らの生活には何より ≪ 塩 ≫ が必需品と思われます。
驚いたことに、、彼らは ≪ 塩の月 ≫ を待ちわびながら、、
≪ いい靴 ≫ を煮る!のだそうです?!」
「・・・?」
「冒頭の<もお~>は、四足動物の<牛>の鳴き声であることは
容易に推測できました。
その牛の皮で作られた高級な ≪ いい靴 ≫ を煮る理由など・・
われわれの理解の範疇を超えています!
おまけに・・・もっと致命的なのは、われわれに近いと思える生物の
≪ タコ ≫を油で揚げて食べるのです!!?」
「・・・何っ?!!」
「そして・・・彼らが待ちわびたようにやってきた塩の月 ≪ 塩月 ≫ に
≪ 狛犬 ≫ に塩を振りかけながら、回して遊ぶのだそうです!!」
「・・・なんと残酷な・・・?!!」
「そして、、そしてそれを急いで・・食べに来い!と唄うのです!!?」
「‥‥‥?!!」
「それが、、≪ お塩月 ≫(おしおがつ) だそうです。。」
「何と・・・恐ろしい?!
地球とはそんな恐ろしい星だったのか??!!!」
「平和で、減塩を重んじる健康種族のわれわれとの友好など、、
もってのほか!!です。」
「すぐに進路を変えよう!!」
「そうしましょう!!!」
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モオ~ いい靴 煮ると~ お塩月~~~
お塩月には タコ揚げて~~
狛(犬)を回して 遊びま塩~~~
は~やぁ食い こい~こい~~
お塩がつ~~~🎵
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とある宇宙空間にいた宇宙船は
ふいに進路を変更して
永遠に去り続けた・・・・☆
( おしまい )
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明けましておめでとうございます☆
🎍 o(三Θ _ Θ三) o ~~☆✨✨
新年早々、、大変にバカバカしいお話で失礼しました☆