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武器屋の餌付け #毎週ショートショートnote
お題は【月夜の寝ぐせ】。裏お題は【武器屋の餌付け】。
2025.2.1夜までにだいたい410字くらい・・・
*裏お題で参加させていただきます。<(_ _)>~🍀
*とある月夜の前夜
俺の仕事は【武器屋】だ。
敵対する闇組織に仕掛けた餌に釣られて
両サイドからの交渉人が
三人ずつ、俺の前の離れた位置に座っている。
知識に溢れた鼻持ちならないオーラを放つ小男を真ん中に
両脇を大男に配した図は双方似た者同士で笑えるが
国を支配する闇の組織からの交渉人だとしても・・・
俺にとってはただの客に過ぎない。
選択するのは俺次第。
「・・・で、あんたらが望む武器は例の・・・
衛星システムの【ZZM55321】でいいんだな?
もちろん後悔はさせないが リスクは伴うぞ?
・・・では、それぞれの最終希望額を送信してくれ。」
俺の受信機にそれぞれの希望額が表示される・・・
「結果は後日、こちらから連絡する。解散だ!」
☆ ☆ ☆
まったく・・・奴らの考えていることはわからない。
様々な国を持ち駒のように闇の世界から支配している存在・・・
その敵対する組織が求めた武器は【ZZM55321】。
《 国の防衛システムを全て無力化する 》
そんな武器を本当に使う気でいるのか?
戦争を利権の道具にしか考えない奴らが?
まさかな・・・?!
もちろん、俺は双方に売りつけた後に消えるつもりだ。
お互い仲良く・・・
世界中の武器を
使えなくする戦争を始めてくれ!!
【了】
*このお話はフィクションです。
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