見出し画像

『生き写しバトル』② #毎週ショートショートnote

*生き写しに意味もなく・・・



『クローンに人権を!』

そのスローガンは、とある独裁国で《人体ストック》の予備として量産されていた『クローン人間』たちが教育を受け、一般人と変わらぬ容姿と行動で社会に定着し始めたころから始まった運動である。

もとより《ヒト》としての価値を許されなかったクローンたちの反乱ともいえたが 、すぐに鎮圧。拘束されたその身柄は《臓器収容所》の名目の地下施設に冷凍安置され、《クローン》は社会からその姿を消したのである。

だが、独裁国家は勃発した世界戦争に巻き込まれ、あっけなく崩壊した。

地下施設で冷凍安置されていたクローンの一人が、機械の不備により偶然
復活したことが切っ掛けで、多くのクローンたちが目覚めた。

クローンたちは瓦礫と化した地上に出た。

だが、元々は独裁国家の要人たちの『生き写し』だった彼らには《同じ顔》の存在が許せなかった。自らの独裁を夢見る遺伝子を持つ彼らの・・・生き残りのバトルが始まったのである。


【生き写しバトル】


誰が  誰を

誰がために・・・?!!



【未】


*文字数過多・・・失礼しました。

*この物語はフィクションであり、実在の人物・出来事・場所
名称・事件等とは一切の関係がありません。


〇たらはかに様の企画に参加させていただきました。
今回のお題は「生き写しバトル 」
裏お題が「口移しサドル」でした。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?