『告白水平線』③ #毎週ショートショートnote
＊海沿いの岩場で
海岸沿いに歩いていると浜辺の岩場に少女がいた。
裸だ･･･？！
オレは着ていたパーカーを脱いで･･･少女に投げる！
「それ･･･着ろよ！！」
少女は受け取り、体に巻き付ける。 何があった？
「･･･ありがと。」
「一人で帰れるか？」
「うん。」
「じゃ、オレは行くぞ･･･？」
「･･･」
･･･気になって足が進まない。
「家はどこだ？」
少女はオレを見て･･･海を見る。腕を上げて･･･
指さした方向も海だ。･･･何も見えないが、、船？
「･･･どうやって帰る？」
「普通に･･･」
「一人で帰れるのか？」
「うん。」
「･･･じゃ、オレは行くけどいいのか？」
「うん。」
オレは歩き始めたが、、脚が進まない。。
「船が･･･家なのか？」
少女は首を横に振る。
「じゃ･･･海が家？」
少女はコクリと頷く。 やはり人魚姫？
「じゃ、オレが送ってくよ。」
「えっ？」
オレは邪心なく服を脱ぎ捨てて裸になった。
少女は少し驚いた後に笑顔になった。
「ありがとう。 ････半魚人さん！」
【了】
（410字）
＊この物語はフィクションであり、実在の人物・出来事・場所
名称・事件等とは一切の関係がありません。
＊こちらに参加させていただいてます。
今回のお題は 『告白水平線』
裏お題が・・・『チクタク水兵さん』でした。
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