『数学ダージリン』①(協力・枢軸マーガリン・他) #毎週ショートショートnote
*荒野の町にて
私はこの小さな町を守る保安官、ダージリンだ。
街の秩序を整然と取り仕切ることから《数学》の冠を得て
【数学ダージリン】とも呼ばれている。
不穏な噂を駅馬車の馭者(ぎょしゃ)から聞いた。
賞金稼ぎの腕利きの男たちから逃れて、悪党どもが大挙して
この町に逃げてくるというのだ。
覚悟を決めて・・・準備しなければなるまい。
酒場に立ち寄った。
詳しい情報は旅の者に聞くのが一番だからだ。
カウンターでバーボンを飲んでいるのは・・・
賞金稼ぎの中でも枢軸の存在と噂の・・・
【枢軸マーガリン】ではないか?!!
奴の目的は知れている。 手を組むなら戦力になるだろう。
「いいだろう。手を貸してやってもいい。だが高くつくぜ?
賞金の他にも見返りがあるんだろうな?」
「知り合いの農家に旨いバターを作る男がいる。
その至高のバターを食わせてやろう。」
「おぉ? あの伝説の・・・?!
俺の名前も【枢軸バター】になるかもな!!
いいぜ、乗ってやるぜ!」
「俺もその話に乗ろうじゃないか。」
カウンターの隅にいた男が言った。
「おぉ? キミは【数理アールグレイ】じゃないか?!
キミもいたのか 心強い・・・!!」
「おいおい、俺たちも忘れてもらっちゃぁ困るぜ~~!!」
テーブル席にいた男たちも声をあげた。
「おぉ、、【崇敬ハーブ】に【数奇アッサム】に・・・
なんと【数千ヌワラエリア】まで?!!
有名な《早撃ち》のキミたちがそろって・・・?!
こんな心強いことはない。感謝する!!」
思いもかけず強い味方を得た
保安官【数学ダージリン】の心は踊った!
これで無法者たちとも対抗できるだろう。準備は整った!!!
保安官【数学ダージリン】の町に
幸あれ!!
【未】
(文字数無視にて)
*このお話はフィクションであり、実在の人物、施設、出来事等とは
一切の関係がありません。
*こちらに参加させていただいてます。
今回のお題は 『数学ダージリン』
裏お題が・・・『枢軸マーガリン』でした。
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