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【突然の猫ミーム】④ #毎週ショートショートnote


二ヶ月ほど前に余命宣告をされた。
癌らしいが、いい加減長い年月を生きてきたことだし
宣告なんかされなくとも余命くらいは見えている。
今更、余計なお世話だ。医者め!

孫の娘が見舞いに来てくれて「ここなんかどうかしら?」などと
SNSのとあるサイトを紹介してくれた。
自分に残された時間をどう楽しもうかと妄想していたところなので
孫孝行にもなるかと覗いてみた。時間ならたっぷりある・・・

ふむ・・・お題に合わせて作品を投稿するのか?

【突然の猫ミーム】・・・? なんだそりゃ?!

早速・挫折しかけた心を奮い立たせて、
まずはそのサイトの様子を眺めることに日々を費やした。

孫のためだ!


週ごとにサイト主様から出されるお題に多くの投稿がなされていた。
時間ならたっぷりあるので読ませてもらった。
面白い作品もあればそうでもないものもあった。
それに、スキの数が作品のレベルを証明していることでもないらしい。
作者を知る人達のライブ会場のようなものか?

スキ数が少ない作品にだって面白いものがあったし・・・!

そういえば、このサイトそのものがある種の親睦会場のような
ものかもしれない。 それとも自分が評価される存在価値を求める戦場?
作品末のコメント欄を見ると、昔の井戸端会議のようなものにも
受け取れた。楽しそうだ・・・!?

だが、私みたいなの老人と会話を交わしてくれるような奇特な人が
いるのだろうか? いやいや、弱気はいけない!


あれこれ考えた末に、始めてみることにした。
残された時間ならたっぷりある!!

そもそも「ショートショート」って何だ?

ふむ・・・短い小説のようなものか。

SNSの自分のアカウント名を【命ある限り】にしてみた。
ダサい? 大きなお世話だ!!


さて、作品を考えねば・・・

まずはお題の【突然の猫ミーム】。
そもそも「猫ミーム」が何なのかの謎解きから始めねばなるまい。
孫娘に聞いたらYoutubeとかで あれこれ観れるそうだ。


孫よ、ありがとう!
命ある限り・・・楽しませてもらうよ!!


【開始】

(文字数無視・815字)


*この作品はフィクションです。
登場する御老人や孫娘は、作者に一切の関わりはなく
アカウント名の【命ある限り】も存在しません。😊


#毎週ショートショートnote









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