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『半タライのウッキーゲーム』② #毎週ショートショートnote(裏お題)
*半タライのウッキーゲーム
ある日。森に住む好奇心旺盛な猿のウッキーは山を下りて
海岸に出ると、そこに流れ着いていた《タライ》を見つけた。
前述の通り好奇心旺盛なウッキーは、タライに乗って海に・・・
潮に流されて漂流の結果、とある無人島に流れ着いた。
今や、たった一つの財産となったタライを持って島の探索に・・・
どうやらここでも生きていけると判断したウッキーは
その島を自分の島と決めた。
山と海からの収穫で食べ物には困らなかったが、ふと思い出したことを
実行してみることにした。ウッキーがかつて偶然に見出したのだが、
木の実やイモなどを噛んで大きな葉の容器のような窪みに放置したら
何とも言えない美酒・・・いわゆる【口噛み酒】が出来ていたことである。
それを・・・造ることにしたのだ!
海岸に漂着した瓶や壺を容器として、大量の【口噛み酒】を造った。
ある日。満点の星空を眺めながら
ささやかな孤独を感じたウッキーは
今夜はとことん呑む!・・・と決めた。
次の日の朝。
意識を失ったように
《 ム(無)》の境地で眠る
ウッキーの傍では
タライの半分を埋めるかのように
大量の ゲーに満たされていたのは
言うまでもない。
半タライのウッキーゲーム【完】
*上品とは言い難い・・・駄洒落結末となり、申し訳ありません。😅
*この物語はフィクションであり、実在の人物・出来事・場所
名称・事件等とは一切の関係がありません。
*こちらに参加させていただいております。よろしくお願い致します☆
今回のお題は 『半笑いのポッキーゲーム 』
裏お題が・・・『半タライのウッキーゲーム』でした。