『口移しサドル』② #毎週ショートショートnote(裏お題)
*サドル・・・でもいいよ
「サドル・・・あっ、いえ! サトルさんですよね!!
ごめんなさい!!」
「あっ、いえ、安江さんにはいつも《サドルくん》って
言われているんで慣れてます! 気にしないでください!!」
「本当にごめんなさい!
いつも叔母から大塚さんのことを聞かされていて・・・
叔母は東北の出身だから・・・いつも・・・!」
頬を染めた天使との・・・見合いの席である。
父が社長の工場で主任を務める僕を
工場で働く安江さんは子供の頃から知っていて
《サドルくん》呼びで可愛がってくれていた。
大人になった今でも同じ職場で仲良くさせてもらっていて
今回の見合いの話も安江さんからの強い薦めで・・・・・
僕も積極的に受け入れたのだ。
安江さんの口癖が
姪の彼女に《 口移し 》のように伝わっていても不思議はない。
本当は子供の頃から彼女のことは知っているのだ・・・・・!!
安江さんに貰った感謝の見合いの席で、今・・・
僕の憧れだった彼女への
告白の言葉を探している・・・・!!
【祝】
(410字)
*この物語はフィクションであり、実在の人物・出来事・場所
名称・事件等とは一切の関係がありません。
〇たらはかに様の企画に参加させていただきました。
今回のお題は「生き写しバトル 」。
裏お題が「口移しサドル」でした。