『最後のマスカラ』③ #毎週ショートショートnote
*仁義なきマスカラ!!
拒否も失敗も許されなかった。
都市伝説? と思えるほどに美の対局にある彼女の顔を
絶世の美女に変身させる・・・?!
魔改造とも思えるその任務を引き受けてしまったのは
他ならぬ彼女の父親の頼み・・・否、命令だった。
ある日突然に拘束された整形外科医の私には
その依頼を受けるしか生き残る術はなかった。
それ程までに彼女の父親は恐ろしく絶大な存在だったのだ。
僕は覚悟を決めて彼女と対面した。
まずは、手術を拒否してる彼女を説得しなければならない。
必ず成功しますから!
あなたは美人になりますから!
本当に素敵になりますから!
信じられないくらいに変身しますから!
整形に関しては僕・・・《神の手》と言われてますから!
後悔なんかはさせませんし きっと
変身したあなた自身が満足しますから!
貴女が決心するまで何度でも言いますから!
貴女も、そして僕も きっと・・・
幸せになりマスカラ!!!
☆☆☆
ついに・・・彼女の心が動いた。
「私・・・手術に同意しマスカラ!!」
【了】
(410字)
*仁義なき日本語が変です!💦😅
*この物語はフィクションであり、実在の人物・出来事・場所
名称・事件等とは一切の関係がありません。
*こちらに参加させていただいてます。
今回のお題は 『最後のマスカラ』
裏お題が・・・『サイコの鶏唐』でした。
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