I'll be fine
改めて歌詞カードを見て「僕は大丈夫」と訳されていて驚いたが、
全く「僕は大丈夫」ではないこの曲がとても好きだ。
と言っているけれど、regretだらけである。
恋をしてたくさんのことを教えてくれた彼女にとても感謝している。
「僕は大丈夫」と自分に言い聞かせ、
できればそれを彼女に言いたいけれど…。
と思っているけれど、
もう終わっちゃったんですよね…。
最初の音は、扉を開ける音でしょうか。
部屋に戻ってきて、自分自身に話しかけながら、
また彼女のことを考えている。
ギターの音がそもそも寂しげで、
チェロやピアノの音でしょうか。感傷的な気分をさらに。
そして曲後半から入るあの、ドンドンドンドンという音が悲しみを誘い。
もはやregretな音が全部を覆っている。
歌詞では、
Just move on,let go,and hope for the best
なんとか前へ進まないとと祈っているけれども、そんなの今は無理である。
もう2度と大切な人を傷つけたくないから
こんな風に終わってほしくない。
これまでに人を傷つけたことがあり、
それを悔いているからこその気持ち。
でも、それを伝えることができない。
ただ
自分も彼女も取り乱していたことだけは同じ。
それこそが大切な恋をしていた証拠だね。
いつかライブでされることがあるなら、
弾き語りでも聴いてみたい曲だ。
⭐︎ ⭐︎ ⭐︎
DedachiKenta 1stALBUM『Rocket Science』
(2019.10.30)収録
タイトルにはこのような意味合いが込められているそうだ。
10代の人の人生のさまざまな困難と驚くような跳躍がパッケージされた、
とても前向きで、1st ALBUMらしいアルバムだと思う。
▽この曲をDedachiKentaさんが絵にしてみた動画。バックで弾き語りが流れています。
▽1st ALBUMから数曲弾き語りをされている動画。
…こちらでも失恋の曲、歌ってます。
最後に歌う「More than enough」
君は僕を十分すぎるほどに愛してくれた…
と、繰り返し歌います。
そう歌おうとする人自身の愛の深さが分かる曲だと思います。
DRIP TOKYO #17 DedachiKenta